出版社内容情報
前世の自分を殺した男と邂逅し、世界の謎が動き出す予感を覚えるマキア。いっぽう魔法学校では、第一学年最後の班課題が発表される。高評価を目指して奮闘する班員たちだが、留年生のフレイはどこか上の空で――
内容説明
『何度生まれ変わっても、俺はお前を必ず殺す』かつてそう告げて“前世”の自分を殺した金髪の男と、巡り会うマキア。フレジール皇国の将軍カノンと名乗る、その男の転生を恐れるマキアをよそに、救世主アイリと守護者の旅立ちに向けて、ルスキア王国に同盟諸国の王たちが集おうとしていた。いっぽう魔法学校では、第一学年最後の班課題が発表される。マキアたちの班も高評価を目指して活動をはじめるのだが、留年生のフレイがいつになく上の空で…?落第王子の想いが解かれたとき、“メイデーア”の運命の扉が開く。物語は魔法学校編、集大成へ。書き下ろし。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はなりん
47
前世で、自分達を殺した人が隣国の将軍として目の前に。この世界の歴史を作って来た主要人物達の前世の記憶を持つキャラがほぼ出揃ったのかしら?この物語はこれからどう動いて行くのか、ワクワクする。王妃様の王子達への愛と国を想い守る強さがかっこよく、素敵でした。全てのキャラが重要な役割を担っていて、誰一人脇役がいない。続きが楽しみ。2022/08/15
かんけー
46
読了♪物語が少しずつ動き出しヒロインにとっての仇敵が図々しくも?見栄を切って開き直る重要回の今巻。救世主アイリはマキアの爆弾発言に戸惑い、守護騎士さえも拒絶し一人閉じ籠る(ー_ー;)自己中なキャラに有りがちなテンプレはいいとして、第二王子ユリシス先生の想いやその言葉の裏に隠された真実を知った時読者は「!!!?」と。ギルバートとフレイのエピソードは凄く良いお話でホッコリ(⌒‐⌒)正妃アリシア様は慈悲と優しさを兼ね備えた才媛であると!そのお茶目ぶりにちょっと苦笑(^_^;)w飯テロも良い感じでw梅干し→2020/09/02
よっち
46
フレジール皇国の将軍カノンと名乗るかつて前世の自分を殺した金髪の男と巡り会うマキア。一方、魔法学校では第一学年最後の班課題が発表され、マキアたちの班も活動をはじめる中でフレイの様子が気になる第三弾。マキアに突き付けられた事実にショックを受け、役割から背を向ける救世主アイリ。特訓を受けるマキアやトールと、王子ギルバートとフレイの確執。大切な仲間のために奔走するマキアがらしさ全開でしたけど、今回で様々な背景もだいぶ明らかになって、マキアを巡るあれこれがどう変わるのか、物語もこれから大きく動きそうで楽しみです。2020/08/08
hirune
45
やっぱりアイリは主人公の器ではないですねぇ😅彼女が救世主なのはどういう意味があるのか?フレジールの女王様や死神そっくりの将軍、品の悪すぎる司教さんとか強烈なキャラがたくさん!故人ながらアリシア正妃様もとても面白い女性だったんですね♪なんだかとても壮大な何かが始まりそうな予感…マキアやトールがあんまり酷い目に遭いませんように〜☆2020/12/16
まるぼろ
37
さて今巻、救世主と守護者の旅立ちに向けてルスキア王国に同盟諸国の王が揃う中、アイリは救世主を辞めると言い出してしまい…というお話です。と、アイリの事を書いたのは良いけれど、今巻のメインはフレイとギルバートの両王子の仲直りだったかと。ギルバートの実母でもあるアリシア様から嫌われていたと思っていたフレイが、実はアリシア様の死後もギルバートやユリシス先生に守られていたというのはとても感動できたし、いいお話だったと思いました。そして、最後にアトリエで様々な事を悟ったアイリは変わる事が出来るのか、下巻も楽しみです。2020/09/10
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