富士見ファンタジア文庫 キルタイム・オンライン 無能少年は受け継ぎし神スキルで電脳世界を無双する

渡葉 たびびと【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2020/02発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 328p／高さ 15cm
• 商品コード 9784040735481
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

最先端ダイブ型ゲーム“Ｋｉｌｌ　Ｔｉｍｅ　Ｏｎｌｉｎｅ”。誰もが自分だけの才能を手にする電脳世界で、なぜか何のスキルも与えられなかった少年・シュウは『無能』と蔑まれ、失意の底へ―。夢描いた世界にも拒絶され、陰鬱な毎日を過ごすシュウの前に、Ｋ．Ｔ．Ｏにおいて伝説のＮｏ．１プレイヤー・エレナが現れる。「あなたには戦神になってもらうわ。―それも…最強の」彼女に秘めた資質を見出されたシュウは、エレナを伝説たらしめる神速のスキル“神々の時計”を託されることになり…！？憧れの世界で待望の才能を手に入れたシュウ。『無能』と嗤われた少年は、超常の神スキルで電脳世界に名を轟かせる！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[真白優樹]

誰もが自分だけの才能を手に入れられる最先端のVRゲームの世界で何も与えられず身を引いた少年が、最強プレイヤーの少女に力を託され、再び世界へ戻る物語。―――加速する死線を否定して辿り着け、導かれた先の遊び場へ。ゲームという遊び場を荒らす無粋な小悪党へ戦いを挑む、まるで疾走するかのようなスピード感溢れる戦いが目白押しの物語であり、すっきりする爽快感と保証された熱さが見所となる、正面から面白い物語である。一つの悪を片付けようと蔓延る悪。果たして少年たちの戦いは次はどんな奴が相手か。 次巻も須らく期待である。

2020/02/24

[リク@ぼっち党員]

無能ゲーマーの逆襲。とか言いつつ全く無能じゃないよね。ゲーム大会で優勝できる無能がいてたまるか。結構な詰め込み方をしているので、展開が唐突な部分があって割と置いて行かれる感じがある。ゲームにログインしてからは潜りっぱなしだし、現実世界の描写が少ないのでシュウという人間の根本を理解できなかった。感情移入しにくい。時間操作+予知というチートっぷりもバトルを盛り上げにくかったかなぁ。気がついたら終わってるし。時間操作は敵の強キャラが使ってなんぼの能力だなと思った。

2020/02/23

[くもり]

まあまあ。個人的な読解力の問題もあるだろうけど、次から次に話が進んで置いてかれてしまった。それ本当にすごいのかとか、それ本当に大変なのかとか、実感が無いまま読んでしまって、上手く物語に入れなかった。でも、背後に何本ものモップを従えて笛を吹くロリっ子メイドは可愛いかった！

2020/02/22

[HANA]

ゲームの世界で無能とされつつも最強の力を託され進む話。なんだかんだで才能ある主人公だなぁとは思いつつも。今後どうなっていくかに期待。

2020/05/31

[りのん]

ゲーム内のスキルをプレイヤー側が開発改造でき、プレイヤーの戦闘技術だけではなくエンジニアによるスキル作成の支援が重要になってくるというのは面白い！ただギフトは要なのでしょうが基本ステータスなどギフト以外の要素の戦闘における重要性や、運営の一部と関係を持ってだけで他プレイヤーから金やアカウント情報の略奪が黙認されていることの不自然さ（ゲーム外から指摘入るのが自然では）など疑問点は多々ありながら展開が進んでいくので、いまいち物語に入り込めず…。細かなところを詰めていければより面白くなりそうだなという印象です。

2020/02/24