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出版社内容情報
冒険者として伸び悩んでいる少女・レベッカは、辺境都市の廃教会で”育成者”と呼ばれる青年と出会う。伝説級の戦士や魔術師を育ててきた彼の指導により、彼女の秘められていた魔法の才能が開花していき――!
内容説明
「僕の名前はハル。育成者をしてるんだ。助言はいるかな?」辺境都市の廃教会で暮らす温和な青年・ハル。だが、彼こそが大陸に名が響く教え子たちを育てた伝説の『育成者』だった。彼が次の指導をすることになったのは、伸び悩む中堅冒険者・レベッカ。彼女自身も諦めた彼女の秘めた才能を、『育成者』のハルがみるみるうちに開花させ―!「君には素晴らしい才能がある。それを磨かないのは余りにも惜しい」レベッカの固定観念を破壊する、優しくも驚異的な指導。一流になっていく彼女を切っ掛けに、大陸全土とハルの教え子たちを巻き込んだ新たなる『育成者』伝説が始まる!
著者等紹介
七野りく[ナナノリク]
第3回カクヨムWeb小説コンテスト、異世界ファンタジー部門にて「公女殿下の家庭教師」で大賞を受賞。同作品でデビュー。『辺境都市の育成者』で、同コンテスト特別賞及び読者賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
げんごろう
15
公女殿下〜が“教える側”なら本作は“教えられる側”の物語。七野りく先生が描くツンデレっ娘はやはり鉄板!福きつね先生のイラストも相まって最高に可愛かったです。今巻はほぼ回想で序章といった感じでしょうか。他のヒロイン候補も気になりますし、今後の展開に期待です!2020/07/25
真白優樹
12
冒険者としての実力の頭打ちに悩む少女が、幾多の最強を育て上げたという育成者を名乗る青年に出会い、始まる物語。―――教え導く先、満開の先には最強の頂。才を見抜き適切な指導を施し、時には脅威を排除する。そんな最強の育成者の青年が少女を導き駆け抜ける物語であり、まるで家族のような絆に徐々に絆され惹かれていく、年相応の可愛さを持つ少女の成長と発芽が眩しく、心を揺さぶる。そんなファンタジーとしての王道の世界観を持つ、面白いと素直に太鼓判を押したい物語である。始まりの先、待っている景色は。 次巻も勿論楽しみである。2020/07/20
MERLI
11
同著者の『公女殿下』シリーズから来ました、伸び悩む少女と育成者を名乗る青年が織りなす成長譚という多分この著者しか書けない世界観が好きです。次巻も出るらしいですね、物語の流れを見るとまだプロローグの段階…あえてナンバリングするなら「0巻」といった感じでしょうか。本格的に動き出す物語に期待します。2020/08/16
みやしん
9
ヒロインの成長譚。秘めた超々強キャラである主人公はいいとして、教え子の大半が女性(約束されたランキングインフレ担当)のようなので、どうしてもジェラシーパートを入れないといけなく、それをバトル中にぶっ込むからテンポが不自然。あくまで育成が主題なのに、書きたいシーンとそれ以外の繋ぎがおざなりで「ごちゃついてる」と思えるのも否めない。随所に未回収の設定や顔見せ程度の登場人物が散見しているから、今後どうなるか。特に料理屋の娘はなかなかの秘密がありそう。2020/08/03
みどり
8
公女殿下の家庭教師を今出ている分まで、やっと読み終わったので、こちらに着手。 これは、今月出た最新刊で完結のようなので、サクッと読みたい。 この方の「お嬢様」はどうにも本当に「テンプレなお嬢様」ですが、その分わかりやすくていい。 ハルの正体が気になるところです。2022/08/11