出版社内容情報
街のあやかしの調停役を継いだ高校生・遥と、その執事で妖狐の雅火。夏休みに入り、遥は夏祭りや次の舞踏会の準備に追われていた。そんな多忙なある日、頼りの雅火が突然屋敷から姿を消してしまい……?
内容説明
街のあやかしの調停役“黄昏館”当主を継いだ高校生・高町遙。妖狐の執事・雅火と二人から始まった当主生活も、気付けば屋敷の従者や、街のあやかし、学校の友人達に囲まれる日々となっていた。夏休みに入った遙は、雅火や鎌鼬の料理人・疾風ら従者たちと、夏祭りや次の舞踏会の準備に追われることに。そんな多忙なある日、頼りの雅火が、突然屋敷から姿を消してしまって…?―執事の任を辞させて頂きます。新米当主と妖狐の執事。主従逆転コンビに、まさかの契約解消の危機…!?
著者等紹介
古河樹[フルカワイツキ]
児童向け小説やノベライズなどを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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はつばあば
51
今日は東北大震災が9年前に起こった日。TVで見たあの大きな津波に呑まれた家や人々がいつまでも瞼から消えません。そんな日にこのような妖本を読むのは不謹慎?かも。ですが、もしかしたら私達には視えませんが傍にいて見守ってくれているのではないでしょうか。いつも思うんですよね、私生きてる?って。この歳まで平凡に過ごしてきたとは言えませんがそれなりに幸せだったと思える晩年。みすずさんのように孫を慈しむところまでいきませんが、子供の成長は周りの妖であり人間でもいいけれど気にかけてくれるモノがあれば大きくなれるって事です2020/03/11
ゆなほし
32
シリーズ4作目。黄昏館の当主を引き継いだ遥は多忙な日々を過ごす中、頼りの妖狐の執事雅火が突然屋敷から姿を消してしまい…。心温まる妖シリーズも、今巻が最終巻という事で、主要キャラクター一人一人に丁寧にフォーカスを当てた話で上手くまとまっている。もう少し遥の成長を見守っていたかったが、綺麗に終わっていたので良かった。雅火のキャラや、優しくて強い遥、不器用な疾風などキャラクターがみんな魅力的で好きだったが、何より読後温かい気持ちになれる優しい物語が好きだった。遥はきっと良い当主になっていくだろう。2020/02/26
み
27
さくさくと♪立場がヒトを成長させるってあるある、まっ潰れるヒトもいるけど(^^;遥さんは、むっちゃ強くなりましたぁ、オバちゃん目線で読みました。疾風のように子狸と子狐に埋もれてみたい。2020/12/13
ばんび
9
円満でよかった。2022/06/22
クルミ
8
遥と雅火の2人から始まった当主生活も、屋敷の従者や街のあやかし、学校の友人達に囲まれる日々に。夏休みにお祭りの準備や次の舞踏会の準備にと追われる日々。いろいろあったけれど、遥の成長とおばあちゃんとの再会に思わず涙が出ました。2024/05/18
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