内容説明
街の台所を任される厨師・天矢は、一つの依頼を受け後宮厨師となり後宮に侵入していた―それも故あって女装をして…！？化粧にもようやく慣れた頃。後宮に生る果実をつまみ食いしたところ皇位継承者である公主・麗珠に見つかり、後を追われる。一悶着の末、甘いものに目がない公主のお菓子作り担当となってしまう天矢。開口笑、杏仁豆腐、ゴマ団子など数々の菓子を頬張る姫君を横目に、元々の依頼―然る人物の暗殺計画の謎へ挑むが！？その料理の腕前を駆使し、後宮内の闇を額けるか！
著者等紹介
真楠ヨウ［マクスヨウ］
２０１７年第５回富士見ラノベ文芸大賞にて、応募作『子育て陰陽師』が魅力的な人物と軽妙な会話劇を高く評価され、金賞受賞。『神華後宮厨師伝』でデビューを果たす（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あっか
63
新刊。まんまと引っかかるミスリードに二重の伏線、思わずすぐ再読してしまいました！あー、序章はそういうことかー、しかもそっちなのね、と言う。笑 主人公・天矢のざっくばらんなキャラも、麗珠の全方向無双キャラも脇キャラ達も読んでいて凄く楽しい。天矢を後宮に来させた理由がちょっと弱かったというか、結局沈貴（とその主）は天矢に何をさせたかったんだろう…？麗珠暗殺の絡繰は分かってた訳だし、あの主が男を麗珠にみすみす近付けさせるかしら？？とは言え思いがけずちょっと甘さもなり、今後も皆を見続けたい！と思える物語です。2020/01/03
ぐっち
27
女装で後宮の厨師になった天矢。くいしんぼうな公主とのやりとりや、後宮での謎を食べ物の知識で解くのも面白い。冒頭シーンはまんまと騙されました。2019/10/12
わぴねむ
7
麗珠がかっこいいねー。それにしても、表紙はどれが誰なんだろう？？一番前の子が天花なのかな？真ん中のイケメンは誰？天矢モード？2021/04/19
フタ
5
おいしくて可愛らしいお話( ´ω` ) 揚げドーナツたべたい2020/07/27
菊地
3
女装、後宮、食、どの要素も好きなので楽しめた。2019/09/21
