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出版社内容情報
精霊消滅から一年が経とうとするある日、喪失感を抱えた五河士道はひとりの少女と出会う。「――君、は……」「……名、か。……そんなものは、忘れた――」世界を否定する少女の正体とは……。
内容説明
DEMとの最終決戦。始原の精霊―崇宮澪との戦いから一年。そして夜刀神十香が消えてしまってから一年。元精霊の少女たちは過去と向き合いながら未来へと進み始めていた。五河士道もまた喪失感を抱えながら精霊が消滅した世界でのいつも通りの日常が始まると思っていた。存在しない精霊の少女と出会うまでは―。「―君、は…」「…名、か。…そんなものは、忘れた―」世界を否定するかのように世界を壊す少女を前に琴里は士道に言う。「あなたの出撃は認められないわ」さあ―私たちの最後の戦争を始めましょう。
著者等紹介
橘公司[タチバナコウシ]
第20回ファンタジア長編小説大賞準入選作『蒼穹のカルマ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
椎名みさの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
47
DEMとの最終決戦、始原の精霊・澪との戦い、そして夜刀神十香が消えてしまってから一年。元精霊の少女たちは過去と向き合い未来へと進み始める中、喪失感を抱えながら日々を過ごす五河士道が、存在しないはずの精霊の少女と出会う第二十一弾。折紙の結婚式、二亜のお手伝い、狂三の墓参り、四糸乃の過去、琴里の秘めた想い、世界を否定して壊す精霊の出現。魅力的な彼女たちのその後をひとりひとり描いていたらそれは一巻では終わらないよねと苦笑いでしたけど、この作品らしいと思えるような集大成としての最後のデートと結末を期待しています。2019/10/20
わたー
28
★★★★★精霊と共に十香が消えてから1年。喪失感を抱えながらも日々を過ごす士道の前に新たな精霊が現れる。暴虐の限りを尽くし、更には天使さえも顕現させる彼女の正体は一体…というわけでエピローグ前編。サブタイ詐欺も甚だしいほど禍々しい表紙と装丁なのでワクワクが止まらなかったのだが、ビースト攻略は次巻へ持ち越しなのはちょっと残念。ただ、1章に1人ずつヒロインの個別エピローグを書いているので、満足度は言うまでもない。読み終えてみれば、そりゃ紙面は足りないだろうなと、ある意味納得の上下巻構成だった。2019/10/24
しぇん
23
十香がいなくなってしまった世界で一年。心の傷が癒えていない状態で始まった中、謎の精霊ビーストが現れて……と。よしのんの過去が明かされたりと物語も、遂に終わるのだなと。そんな中折紙はブレなくて強いですね。あと最強さん、天敵に囲まれる生活になるとは2023/11/13
サケ太
23
各ヒロインのこれから。それぞれが描かれていくのは楽しみ。最終巻が待ち遠しい。2019/11/14
ツバサ
20
最終章の前編。各ヒロインのこれからについて、贅沢に2冊に分けられるのは良いですね。どの話も良いが、四糸乃の話が響きました。次巻で、どういう終わりを迎えるのか楽しみです。2019/11/04