出版社内容情報
東京の仕事を辞めて地元、奈良に帰ってきた楓子。母に「うちの娘、おさんどんに貸しますよ!」と勝手に決められ、期間限定で長門神社の三兄弟に昼食を作ることに。けれどこの三人、味の好みも性格もバラバラで!?
内容説明
事情があり、東京の仕事を辞め地元の奈良に戻ってきた楓子。ならまちを散策中に長門神社の宮司、八汐に出会う。小学生の弟の昼食を作るために、春休みの間、楓子の母が通う習字教室が休みになるらしい。それを聞いた母は八汐に「ウチの娘、おさんどんに貸しますよ!」と言い出した!渋々おさんどんに通い始めた楓子だけれど、八汐、雅也、智の三兄弟は味の好みも性格も、てんでバラバラ!さらに神社の鳥居に落書きされるという事件も起こり!?おうちのゴハンが一番おいしい、優しくて不器用な兄弟と楓子の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
55
兄弟の絆を結びつけるちょっといい話。男女関係なく料理のスキルは最低限身につけておくべき。2019/05/17
野のこ
54
ほのぼのしてて癒されました。三兄弟ともキャラが立ってて良かったし悪い人が出てこないのもいい。まぁ、もう少しパンチがあっても良かったかもだけど。期間限定のおさんどんだけど、まだ続きそうな予感。楽しみに待ってます。私もならまちに行きたーい2020/10/10
なな
11
ほっこりなごはん小説でした。バラバラなタイプの三兄弟ですが、それぞれ個性があり3人とも好感が持てるキャラクターでした。3人に喜んでもらえるように工夫する楓子も良かったです。長男八汐さんが楓子に恋心を抱いているのかなぁとも感じました。ごはん作り、面倒になることも多々ありますが、美味しいの一言に救われますね。続編があったら嬉しいです。2019/06/18
shiman
8
妙なノリでなく、奈良っぽいゆるーい感じでした。 市場において奈良らしさは競争力もゆるすぎるのか続編はまだない・・・2024/11/08
まはな
8
(図書館)大和三兄弟なんて安直なと思いながら読み始めるとなんかちょっといい話も入ってたりする本でした。 ただ設定というか流れがちょっと弱い。これがシリーズ化されるなら設定に肉付けがされて個々が楽しめそうだなと思いました。 そんでもっと奈良らしい料理があるといいな。2019/06/25