出版社内容情報
憧れの旅行プランナーは、怪奇旅行先ばかりを扱う守銭奴だった……!?
内容説明
地道に旅行会社で働いていた美紀は、実は霊媒体質。転職でついに憧れの旅行プランナー・白江正継が率いる旅行会社に転職!…をしたはずが、白江の本性は人にも霊にも冷酷な守銭奴メガネ。さらに入社研修先は怪異が起こるホテル。美紀の機転で悪霊問題は解決したものの、実は白江の会社は怪奇現象で有名な“訳あり旅行先”を扱っては人気観光地にしてきた会社だった!日々「辞めたい」と訴えつつも、やりがいを感じはじめた美紀は、ある日、白江の片眼に隠された哀しい秘密を知ってしまい―。
著者等紹介
八巻にのは[ハチマキニノハ]
2012年「小説家になろう」に連載していた『魔王はハンバーガーがお好き』がイースト・プレスから書籍化され、作家デビュー。乙女ゲームの脚本や、書籍で好評を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
31
憧れの初恋の人・白江を追いかけて、ブラック旅行会社から彼が社長を務める旅行会社に転職を果たした美紀。人にも霊にも冷酷な白江と一緒にワケあり旅行先の霊に関する問題を解決してゆく物語。入社研修先が怪異が起こるホテルで、その後も怪奇現象で有名な訳あり物件を人気観光地にしてきた白江に連れられ、霊に脅かされ振り回され続ける美紀。普段はツンツンしているイケメン白江にも抱える事情があって、そんな彼のことを見捨てられずについつい奔走してしまう、九割八分ビターだけれどちょっぴり甘い部分もあったりする二人の今後に期待ですね。2019/04/01
よっしー
28
読み進めながら思ったのは「丸の内で…」のシリーズと設定は近いなという事でした。勿論、細部は違っているのですが、ついついそちらの作品と比べながら読んでしまいました。ワケアリを解決させて、その恩で格安代金で旅行が楽しめる。その裏側を知らなければ単なるラッキーですが、解決しているとは言えどそんなホラーの近くで旅行というのは少し怖い気もします。人物が個性的過ぎてあまりのめり込めなかったのが残念ですが、サクッと読む分にはありかな。2022/11/22
にゃうぴょん
16
幽霊絡みの訳あり旅行先を扱う旅行会社のお話です。辞めたいといいつつ美紀さんに成長が感じられます。怖そうで怖すぎないので続きが読んでみたいです。2019/07/26
粋
13
読み始めはどうかなと思ったけど、途中から面白くなってきて、楽しく読了。夏にぴったりの内容だな(笑)霊感ないけど、実際にありそうに思える話だった。社長の眼の謎もあるし、是非続きを読みたい‼️2021/08/12
いぼいのしし
12
よくあるパターンで、可もなく不可もなくといった感じ。怖い描写が多々あったのだけど、なぜかあまり怖く感じなかった。主人公はいい子だったので、ストレス無く読めた。まだ続きそう。2019/04/26