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出版社内容情報
美少女二人がお助けキャラを取り合うわけない……よね?夏休みを利用して旅行に行くことになった僕ら。旅行の間に真琴さんのお助けキャラとして、彼女の恋の手助けしなくちゃいけないんだけど……庄川さんと好乃さんが、僕とやたら二人きりになろうとするのは何故だろう?
はむばね[ハムバネ]
著・文・その他
sune[スネ]
イラスト
内容説明
庄川さんの妹、真琴さんは魔光少女じゃない。(一般人!)彼女の恋を成就させるため、夏休みの旅行でもフォロー命な僕。水着に花火に肝試し、夏の定番イベントでいつも通りフォローは完璧!…と思ってたら、魔光少女二人の方はいつもと違う様子。庄川さんと好乃さんからの『特別』発言によって僕らの関係に大きな変化が訪れて―。「平地くん、今度は…私から。進もうと、思うの」「ツネちゃんはさ、恋してる相手っている?」…はい?修羅場?いやいや、お助けキャラを奪い合うわけないじゃないですか。無自覚包囲の勘違いラブコメ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
25
庄川妹・真琴の恋を成就させるため夏休みの海旅行でもフォローする平地。一方で大胆な『特別』発言をした庄川と好乃もお約束の水着や浴衣姿で平地にアタックし始める第三弾。会話が噛み合っていないことに気づかぬまま迷走を重ねる展開は今回も健在で、しかし今回は魔光少女がドキドキすると怪人が出現するとかいう設定はラブコメ的にどうなんですか(苦笑)相変わらず鈍感で自己評価どん底な平地を、魔光少女二人の不器用な想いが少しずつ変えていって、自覚した想いにきちんと決着をつけた結末はなかなか良かったですね。次回作も期待しています。2018/08/20
まりも
23
庄川さんと好乃さんからの「特別」発言でお助けキャラと魔光少女の関係に大きな変化が訪れるシリーズ第三弾。まさかの完結。結構お気に入りのシリーズなので、勘違い錯綜劇なラブコメがこれで読めなくなるのはちょっと残念。だけど終わり方自体はとても良かった。庄川、好乃だけでなくサブキャラの空橋と真琴にも焦点当てつつ、いつも通りの勘違い&すれ違いを経て平地が自分の本当の想いに気付く。そんな王道展開を尺の中でキッチリと描いてくれたので大満足。何気に先生が良いキャラだった。次回作も期待してます。2018/08/18
むっきゅー
19
最終巻。夏休みにみんなで旅行に行くことになり、海に山に花火大会にと、定番イベントを通して平地くんが自分の気持ちに気付く。もっと続きが読みたかったけど、キレイに終わって良かった。スレ違い勘違いが複雑に絡み合っていたのに、最後は一人を除き誤解が解けた。そんな里崎さんのBL脳に、MVPを差し上げたい。2018/08/26
真白優樹
10
庄川さんの妹の恋を叶える為、皆で夏の旅行に行く中、関係性が変化する最終巻。―――見つめて結んで、選ぶ手は一体誰のもの。最終巻も全力空回りと勘違い、平地や庄川さん達のいつもの明後日の方向へ光速で進む日常。そんな中、少女達の想いが平地へ届き、変化する心が答えを導く。そんな収まる所に関係性が収まる、店じまいと総まとめの巻であり、薄氷の上の綱渡りが如きやり取りが奇跡的に繋がる、結実が甘く優しい巻である。帰結を迎えても変わらず、だけど変わるものもある。これからも非日常はどこまでも。 うん、最高に面白かった。2018/08/23
かわゆきか
6
毎度めっちゃ笑えたので、今回で完結は残念。後半からハイスピードでめちゃくちゃ盛り上がって、この勢いで次巻読みたかったんだけど、駆け足で終わってしもた。最後はとても切なく綺麗にまとまって、らしくないけど、とても良かったです。そして里崎さんは最後までパラレルワールド独走しきってた。2018/11/20