出版社内容情報
もう一度、エースとしての自分を取り戻す。このチームで野球をやめ、無名の都立高校に進学して一ヶ月。慧はシニア時代の自分を知る元気と出逢う。小さな身体でキャッチャーが楽しくて仕方がないという元気に引きずられ、1年生だけの野球部に入部することになるのだが……
石原 ひな子[イシハラ ヒナコ]
著・文・その他
ひのた[ヒノタ]
イラスト
内容説明
父親との確執から野球をやめ、スポーツでは無名の都立高校に進学した慧。しかしそこで、シニア時代の自分を知る元気と出逢う。三番手の控えキャッチャーだったという元気は、小柄で不利な体格にもめげず、野球を心から楽しんでいた。半ば引きずられるように一年生しかいない野球部に入った慧は、素人も混ざるチームに困惑しながらも、徐々に野球を始めた頃の気持ちを思いだしてきて…。もう一度、野球を好きになりたい。エースとしての自分を取り戻すんだ。このチームで―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はるき
32
今時っぽい高校球児物語。いや、実際野球が題材なんですが、硬派な野球小説を求める方よりも、青春のむず痒さが懐かしい方にお勧めしたい感じかな。2018/08/21
ネズミ
4
★★★★★読みやすかったです。類が好きでした。2019/02/26
わらび
3
野球もの。ついに開幕した甲子園。それぞれの球児の思惑が激突する。初出場から常連まで様々であるが、一様に甲子園の土を踏むということは同じである。それに至るまでの過程はまた様々で血反吐を吐くような練習をしてきたもの、県立で限られた時間を有効に使って練習してきたもの、、、しかしながら、気持ちの面では、全員が勝ちたいと思っている。魔物と女神がすむ甲子園。今回の甲子園大会では、どこに栄冠が輝くのか。2018/08/09
トールマン
2
▽2018/09/17
健至武
1
読みやすくてよかった。いろんな高校野球があるから、これはこれでよいし、正直楽しく読めた。 ただ、元気くんは正直アウト、他のメンバーはみなとても愛すべきキャラでしたが。2019/11/25