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出版社内容情報
澪によって、救われた世界。誰もが笑顔を浮かべ、賑やかで心地よい平穏な日常。しかしどこか違和感を覚える士道。そこに狂三が衝撃の事実を告げる。救われた世界でひとりだけ救われない少女、その名前は――。
内容説明
崇宮澪によって救われた世界。五河士道と精霊たちの平穏な日常が戻ってきた。しかし皆が笑顔で過ごす中、どこか違和感を覚える士道に狂三は衝撃の真実を告げる。「―放っておけば、やがて世界は十香さんごと自壊してしまうでしょう」十香が作り上げたという理想の世界を元に戻すべく、動き出す士道だが、そのための時間はあまりにも短く…。「あたしたちも、戦争としゃれこもうじゃないの」世界を維持するための霊力を捻出すべく、残された精霊たちはバトルロイヤルをすることに!救われた世界でひとりだけ救われなかった少女をデートして、デレさせろ!!
著者等紹介
橘公司[タチバナコウシ]
第20回ファンタジア長編小説大賞準入選作『蒼穹のカルマ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
椎名みさの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
35
崇宮澪によって救われた世界。しかし皆が笑顔で過ごす中、どこか違和感を覚える士道に狂三は衝撃の真実を告げる第二十弾。十香が作り上げたという理想の世界を元に戻すべく動き出す士道。世界を維持するための霊力を捻出すべく、そして士道への告白権を賭けて戦う精霊たち。精霊たちそれぞれのらしい魅力的な姿を存分に描きつつ、一方で天香こと反転十香も交えた十香とのデートも印象的でしたが、狂三も四糸乃もいい感じに存在感を見せた末の結末は切なかったです。でももちろんこれで終わりじゃないと思うので、ここからの巻き返し期待しています。2019/03/20
わたー
28
★★★★★全ての事象が都合よく書き換えられた優しい世界を舞台に、無から生まれた精霊との最後の戦争〈デェト〉の幕が上がる。この1年で積み重ねたものを再確認するための穏やかで微笑ましい、それこそ世界の命運なんて関係ないほど自然なデェトだったのに、それが消えゆく彼女への餞のように思えて胸にズンとくる。優しい世界を少しでも延命させるために行われる精霊たちのバトルロイヤルと、その勝者が思いの丈をぶつけるシーンは、普段の彼女からは想像がつかないほど熱かった。そして、私の涙腺が持つわけもなかった。2019/03/20
しぇん
20
前巻でメインな話は終わったから後始末なのかな?と思いかけたところからの不穏な描写だったのに平和な始まりで、逆に不穏と思ってましたが…。まさかの精霊バトルロワイヤルなどあり、優勝者も本当に意外でした。しかし、狂三さんに能力まで奪われてしまった二亜……。色々不遇ぷりが2023/11/12
サケ太
16
偽りの平和。いない大切な人。精霊、乙女たちによるバトルロイヤル。前回までのシリアス全開の話ではないが、“十香”の核心に迫る物語。最後の慟哭。どうなるんだよぉぉぉぉぉっ!2019/05/18
はる
16
めちゃくちゃ続き気になる終わりになった 精霊バトルロワイヤル優勝者がまさかすぎた十香を思う天香が健気狂三がとても優しいこのラファエル姉妹の結末はやっぱりという感じこの物語の結末が楽しみです