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出版社内容情報
グレン軍属時代――白犬・セラの足跡。変態講師陣による××な授業、学院の学生ストライキ、フェジテ・ブラックマーケットオークションなど、理不尽な毎日にグレンが振り回され!? 書き下ろしエピソードは、白犬との思い出が綴られるグレン軍属時代――
羊太郎[ヒツジタロウ]
著・文・その他
三嶋 くろね[ミシマ クロネ]
イラスト
内容説明
グレンが学生時代の後輩と、フェジテの事件を万事解決!?―『魔導探偵ロザリーの事件簿』。学院の体験学習会に、魔術学院の誇る変態講師陣が登壇!―『魔術学院わくわく体験学習会』。学院のストライキに生徒会長・リゼが暴動鎮圧へ動く!―『生徒会長と混沌議事録』。グレンが想い人(!?)へのプレゼントのためブラックマーケットへ参加!?―『誰がために金貨はなる』。そんなロクでなしな日々が綴られる!そして―「私は…好きだよ。グレン君の夢」正義の魔法使いになろうと足掻くグレンと、それを支えるセラ。二人の足跡を辿る軍属時代のエピソードがついに解禁!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
40
グレンが学生時代の後輩ロザリーと事件解決に奔走したり、魔術学院体験学習会や学院のストライキと生徒会長・リゼ、グレンがブラックマーケットに参加したり、軍属時代のエピソードなどが綴られた短編集第三弾。魔導探偵ロザリーはコメディ展開にしかならない短編キャラでしたけど、訳あり会長のリゼは今後も出番あるんでしょうかね。こういう展開でこそ存在感がある破天荒な学院の先生たちのダメ人間っぷりには苦笑いでしたが、軍属時代のセラたちとの回想は結末がわかってはいるものの、貴重な過去エピソードとしてまた読んでみたいと思いました。2018/09/21
まりも
39
グレンたちの日常を描く短編集第三弾。前々からずっと思ってたけど、短編集になるとグレンのロクデナシ要素が薄まるのは何故なんだろう(笑)本編でもちょっとはこの感じを出せばいいのにと思わなくもないが、そうなるとオンオフの落差が出せなくなるしそれはそれで駄目なのかな。それはさておき、今回遂に語られるセラとグレンの過去の話。これを読むとセラという存在が如何にグレンにとって大きいものなのかがよく分かる。彼女には誰も勝つ事が出来ないんじゃなかろうか。セラの言葉は福音か呪いか。その答えが出る日は近いかもしれない。2018/09/24
むっきゅー
35
①ポンコツ後輩キャラのロザリーの手伝いで探偵をする話、②ヤバイ講師陣によるハチャメチャ体験学習会、③生徒会長・リゼの権謀術数と恐るべき正体、④ハーレー先生とのオークション対決、⑤宮廷魔導士時代のセラとのエピソードの5つの短篇。どの話もグレンがカッコいいんだけど、⑤の話は理想を追い求め続けた真っ直ぐなグレンが、今のような性格になるキッカケだったのかも。グレンにとって、セラの存在がすごく大きいのかもな。2018/09/26
真白優樹
24
変態たちが授業したり学生がストライキしたりと大騒ぎの中、グレンの暗黒時代である軍属時代が語られる今巻。―――あの日心に刻まれしは、言祝ぎか呪縛か。 変な奴らが大騒ぎしたりする日常、そしてあの日セラがいた日常。際限なく追い詰められ、自らの夢に押し潰されそうに無軌道に戦っていた彼を受け止め、側にいてくれた彼女。そんな在りし日にしんみりと寂寥の念を抱くと共に、グレンの根底に根付く、彼の根底であり楔に胸が詰まる巻である。彼女の言葉を胸に、今もなお前線へ。彼の心はいつかまた闇に染まるのか。 次巻も須らく期待である。2018/09/22
しぇん
23
短編集て事で基本コメディに過去編一遍と。美人生徒会長のキャラ付けが濃すぎてずるかったりとメインキャラが影薄かったきが。ハーなんとか先輩と相変わらず仲良いなというのと、オーウェル先生だけギャグ漫画の世界で生きていて最狂すぎるなと。2018/09/29