- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 富士見ファンタジア文庫
出版社内容情報
己が信念のために戦え! グレンVSアルベルト!!秋休みが終了し、新学期を迎えるグレンの元に驚愕の話が舞い込む。逆賊アルベルト――女王陛下暗殺を企てたアルベルトが現在逃亡中らしく……その真意を問いただすため、グレンは帝国の討伐メンバーに参戦する!
羊太郎[ヒツジタロウ]
著・文・その他
三嶋 くろね[ミシマ クロネ]
イラスト
内容説明
それは突然にやってきた。後期学期がスタートし、学院が浮き足立つ中、リィエルが教室で倒れてしまう。病名、『エーテル乖離症』―。『Project:Revive Life』の産物であるリィエルに訪れた寿命。その治療のため、方々手を尽くして残った一縷の望みは、特務分室の持つ極秘資料だが―。新室長・サイラス=シュマッハから交換条件として言い渡されたのは、女王陛下暗殺を企てた逆賊アルベルトの討伐で!?「外道に堕ちたってんなら…やつをぶん殴るのは俺の役目だ」その偶然は運命の悪戯か。リィエルの命を救うため、そしてアルベルトの真意を問いただすため、愚者のグレンは帰還する!
1 ~ 1件/全1件
- 評価
椎名みさの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
42
リィエルの命を救うため、立ちはだかる最強の相棒とぶつかり合う‼︎シリーズ第13弾。今回はリィエル回かと思ったら完全完璧にアルベルト回でした。作者がやりたかっただけあってその熱量たるやシリーズ屈指のレベル。グレンとアルベルト。お互いに手の内の全てを知り尽くした二人が遂に激突。これを読んで熱くならない人間なんてこの世に存在しない。それくらいに胸熱くなる超王道展開。男のロマンとはこれのことを言うんだろう。物語の舞台裏も次々と明らかになり益々加速していく中、果たして次なる展開とは一体。次巻も楽しみです。2018/11/22
むっきゅー
41
グレンvsアルベルト、お互いの手の内を知り尽くした相棒同士による息をつかせぬ激熱バトルな13巻。めっちゃ感動した。魂の定着の限界で瀕死のリィエルを救うため、女王暗殺未遂を行ったとされるアルベルト討伐に協力するグレンと、事件の真相を探るべく別行動をするイヴ・白猫・ルミア。帝国政府上層部の黒幕などが見えてきたり、かなりの重要回でした。分室の新メンバーに違和感を感じながら読んでいたら、やはり伏線だった。かなり緻密な表現でストーリーを展開させつつ、バトルシーンは読者の想像を越える展開を見せ、なかなかの傑作でした。2018/12/02
よっち
41
突然『エーテル乖離症』でリィエルが教室で倒れてしまい奔走するグレンたち。そこに現れた特務分室新室長・サイラスから交換条件として女王陛下暗殺を企てた逆賊アルベルトの討伐の協力を要請される第十三弾。ありえないはずのアルベルトの謎の暗躍と、相棒でお互いを知り尽くした彼とグレンのギリギリの激闘。その裏でシスティやルミアとともに事の真相を追うイヴ。吹っ切れた彼女がいい感じに効いていてヒロインとしても今後が楽しみですが、強大な敵は一枚も二枚も上手みたいですね…これは。物語の背景も徐々に見えてきて今後の展開も期待です。2018/11/20
真白優樹
25
リィエルが突如として命の危機に晒され、救う術を知る為に逆賊となったアルベルトを討伐する事になる今巻。―――止める、背負う。それはきっと、彼にしか出来ない事だから。グレンとアルベルト、好敵手同士であり、唯一無二の親友同士。そんな二人の意地の張り合い、本気のぶつかり合い。互いを一番よく知る者同士の他に類を見ない激突が熱く激しく、心を揺さぶる巻であり、背負い続けてもがくアルベルトにグレン達が手を伸ばす、更に絆を固くする泥臭くもとにかく熱い巻である。 敵の思惑も繋がり出す中、次の波乱とは。 次巻も楽しみである。2018/11/20
リク@ぼっち党員
22
めっちゃ面白かった! 今回はなんと言ってもグレンvsアルベルト。相棒同士の譲れない戦い、いやー、熱い! 互いの事を知り尽くしたからこそ成立する狙撃戦に、手に汗握った。基本を突き詰めることこそが究極に達する手段、改めてアルベルトの凄さを感じた。イヴも本当に丸くなったなぁ。講師として生徒に接することがいい方向に向かってるようでよかった。ヒロイン力爆上げで今後が楽しみ。フィジテに蔓延る悪も徐々に明らかに。敵は敵で一枚岩ではなく、それが謎を深めて厄介だな。グレンたちは正義の魔法使いのよう大切な人を守れるか、期待!2018/11/20