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出版社内容情報
――お嬢さま。その日、あなたは命を落とすことになるのです「メリダ=アンジェルの殺処分が決定した」メリダの祖父モルドリュー卿。彼から白夜騎兵団とクーファに下されたのは、武具の祭典・鋼鉄宮博覧会において、メリダを聖騎士と偽ったまま永遠に葬り去ることだった――。
天城ケイ[アマギケイ]
著・文・その他
ニノモトニノ[ニノモトニノ]
イラスト
内容説明
「彼女の暗殺係として、そして家庭教師として―この決定に異議はあるか?クーファ=ヴァンピール」「ない」メリダ暗殺決定の命が下された。依頼主、即ちメリダの祖父は、聖騎士でない孫娘のこれ以上の活躍を望まない、と。自身の暗殺計画など知る由もないながら、家庭教師の憂い顔が気がかりなメリダは、武具の祭典・鋼鉄宮博覧会でミュールから勝負を挑まれる。しかもそれは「忘れないで。勝った方がクーファさまと―」想い人の口づけを賭けた勝負で…。逃れえぬ死の刃が迫るとき。暗殺教師と、存在価値を否定された少女は、この世界にいかなる矜持を示すのか。
著者等紹介
天城ケイ[アマギケイ]
第28回ファンタジア大賞・大賞を受賞した『アサシンズプライド』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
32
メリダの祖父モルドリュー卿から白夜騎兵団とクーファに下されたのは鋼鉄宮博覧会においてメリダを聖騎士と偽ったまま永遠に葬り去ること。クーファも指令を明かせないままメリダが舞台に向かう第七弾。密かにメリダのために特訓を施すクーファと暗殺指令を利用し襲撃を企む黎明戯兵団。複数の思いが交錯する舞台ではそれぞれの矜持を賭けた戦いがあって、自らの運命に向き合い公爵家令嬢たちと力を合わせ窮地を乗り越えてみせたメリダの成長と覚悟は、物語の大きな転機になりそうですね。まだまだ二人の茨の道は続きそうですけど次巻が楽しみです。2017/10/20
まりも
27
武具の祭典・鋼鉄宮博覧会。そこでメリダ暗殺の指令が遂に下されてしまう第七弾。メリダを護るため動くクーファ、暗殺指令を利用した襲撃を企む黎明戯兵団、そして逃れられぬ運命に立ち向かうため公爵家令嬢たちと共に戦うメリダ。そんな様々な思惑が入り乱れた今巻の最大の見せ場はやはりメリダが見せた覚悟であり、少女の持つ可憐さと力強さ、そして美しさを同時に感じさせる内容になっていました。物語の大きな転機を迎えたわけですが、2人はこの茨の道を越えることが出来るのか。ここからの展開がとても楽しみです。2017/10/22
むっきゅー
21
第一部完といってもいいほどの激熱展開でした。特に、公爵家四姉妹がメリダの指揮のもと、全力で戦うシーンは最高(泣)。今巻は、博覧会に紛れてメリダがついに暗殺されることに。さらに白夜と黎明両ギルドの思惑が交錯し、クーデター騒動に発展という話。バトルも熱かったが、先生をめぐる女の戦いがさらに熱かった。ミュールが先生の部屋のベッドで迫っているところをメリダに見られ...。「つんつーん」というメリダのヤキモチが、可愛すぎる。ミュールの目標は、公爵家四姉妹が先生ハーレムに入って、みんなで仲良く暮らすことか!2018/05/02
真白優樹
11
武具の祭典にて、遂にメリダの暗殺指令が下される今巻。―――遂に訪れた危機の中で示せ、彼女の価値。遂に下された指令、殺させぬ為に自らの仕事を為すクーファ。自分達の企みを目論む者達。それぞれの思惑の中動く大人達、そして迫る危機に全力を尽くし立ち向かうメリダ達子供達。幾多の思いの交錯の中に、それぞれの譲れぬ本分が激突する今巻。確かに危機は乗り越えた、だが示した力は波紋を招く。真実は否応なく明らかとなり、もう戻れぬ中でメリダが歩き出す道とは。そして彼女を支えるクーファは如何なる道を歩むのか。 次巻も楽しみである。2017/10/22
ダイ
10
今回は鋼鉄宮博覧会での話でしたが面白かったです。メリダの暗殺が実行される中、彼女の覚悟や矜持は素晴らしかったですね。公爵家令嬢達のチームワークも良かったですし、仲も更に深まりました。ただ、仲良しになり過ぎて本当にクーファを4人で攻略する気なのか気になりますね。それとミュールも予想以上に本気で驚きましたが、まだ何か抱えている感じでした。また、いつも以上に感情を抑えてる印象だったクーファがメリダの可愛い言葉で思わず取ってしまった行動はとても印象的でしたね。今回で話が一段落っぽいので次回からの展開も楽しみです。2017/11/08
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