出版社内容情報
「別れがくれるのは、きっと悲しみだけじゃない」想いが詰まった感動の物語東京で夢破れ、実家へと戻ってきたすずは、母の勧めで郵便局の仕事に就く。配属先は“別れの手紙”を届けるという「さよなら郵送課」。そこですずは別れの手紙に込められた、一人ひとりの想いに気づいていく――。
半田 畔[ハンダ ホトリ]
著・文・その他
中村 至宏[ナカムラ ユキヒロ]
イラスト
内容説明
彼氏にメールで別れを告げられ、同時に職場からも解雇された佐々羅すず。失意のうちに実家に戻った彼女は、母の勧めから郵便局で働くこととなる。うらぶれた地元の退屈な仕事―そう思っていたすずが配属されたのは「さよなら郵送課」という聞きなれない部署。そこは“別れの手紙”を届ける、一風変わった仕事場だった。倦怠期の男女。長く連れ添った老夫婦。そして親子。すずが届ける手紙と言葉が、別れと向き合う人々の心を解きほぐしていく―。別れは辛いだけじゃない。想いを届ける人たちの感動の物語。
著者等紹介
半田畔[ハンダホトリ]
2015年、第3回富士見ラノベ文芸大賞にて応募作『風見夜子の死体見聞』が軽快な展開と会話劇を評価され、満場一致の金賞受賞。改稿した本作にて作家デビューを果たす。逗子生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たるき( ´ ▽ ` )ノ
35
別れがテーマの本にしては、軽い印象。悪くはなかったけど、主人公のキャラのせいかな?少し幼いように感じた。2018/07/30
吊り太郎
30
とどけるひと~別れの手紙の郵便屋さん~というタイトルに引かれ購入!!初読みの作家さんでした!!別れは辛いだけじゃない。たから届ける理由がある。確かに辛い事だけど、理由や前を向く事が出来る事もあるのだと思いました!別れ=悲しいでは、なく前を向くためのステップなのかな?確かに辛い、引きずる事だってあるし、そこで何かを越えそっと背中を押してくれる様なホッとするストーリーでした!2017/09/17
豆腐
21
お別れ、さようなら、を 配達 が、 過去からの 歩むためを思いを届ける 届けられた この2人の行くすえが気になる ぞ 良い作品でした、続くが有れば 読む作品 ありがとう(*- -)(*_ _)ペコリ2018/04/23
陸抗
20
高校を卒業と同時に東京に飛び出し、失恋と失業で地元に戻ってきた佐々羅すず。母の勧めで郵便局に勤めだし、配属されたのは「さよなら郵送課」。別れの手紙を必ず本人に届ける変わった部署で、これが実際にあれば利用したいと思うかな。すずが年齢よりも幼く、そのせいか話がシリアスな場面もコメディになってた。2019/08/01
彩灯尋
13
別れの手紙を届ける郵便部署の架空のお仕事小説。本音がそのまま口から出る主人公がなんとか別れの手紙を届けようと日々奮闘していく物語。いつか自分に来るだろう「別れ」に重ねつつ、ドS上司のたまに見える優しさに情緒をかき乱されながら読了。シリアスだけど前を向いていけるような気持ちがいいストーリーだった。2023/06/28