富士見L文庫<br> 寺嫁さんのおもてなし―和カフェであやかし癒やします

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富士見L文庫
寺嫁さんのおもてなし―和カフェであやかし癒やします

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784040723976
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

疲れた時は和カフェにお立ち寄りください。“癒やし”あります。前世の因縁で突然あやかしになった真白。人に戻る方法を探すため、龍の化身という僧侶・龍成の許嫁として生活することに。だがそこには助けを求めるあやかしが集まっており、あやかしに自分の境遇を重ねた真白は……

華藤 えれな[カトウ エレナ]
著・文・その他

加々見 絵里[カガミ エリ]
イラスト

内容説明

前世からの因縁で突然あやかしになった真白。パニックになりながらも祖母の遺言をヒントにあやかしお助け寺に駆け込んだ。だが人間に戻れず、困った真白に僧侶・龍成は“嫁のふり”を条件に寺で暮らすことを提案する。大酒飲みで優しい極楽坊主の龍成と、彼を慕うあやかしに囲まれた寺嫁暮らし。ある時、傷ついた存在を癒やすことで人間に戻れると気付いた真白は、特技のスイーツ作りで和カフェを開くことを思いつくが―?居場所を失った者が流れ着くお寺で、かりそめの寺嫁がおもてなしします。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スズ

44
祖母の死後突如猫の耳と尻尾が生えてテンパる真白は、遺言書で自分が妖怪であった事を知り驚愕する。邪悪な妖怪を引き寄せる体質の為、金沢の寺にいる許嫁を頼れという言葉に従い金沢へ向かった真白だが、そこには経営難のオンボロ寺と呑兵衛の残念僧侶龍成が待っていて…。のんびり気楽にいこうぜ主義の龍成の尻を叩きながら、慣れない妖怪と接する生活に順応しようと必死な真白の頑張りが気持ちよく、真白に危険が及びそうになるとキリッと守ってくれる龍成も良くてナイスパートナー。和カフェで夏の妖怪パフェを食べながら、お寺散策してみたい。2019/10/10

ぽぽ♪

42
自分が人間だと思っていたら、実は妖だった。前世からの因縁で、許嫁である僧侶・龍成との同居生活が始まり…龍成の人となりが初めはグータラに見えたけど、本当は優しい人柄が解り、徐々に距離が近づいていくのが微笑ましい。妖も人も癒やせる和カフェの方も軌道に乗ると良いな。2018/03/13

メルル

31
和カフェ営む祖母と一緒に暮らしていた真白。祖母が亡くなり、自分が人間ではなくあやかしだという事を知る。真白を守ってくれるというお寺へ。今回は和カフェ、オープンに漕ぎ着けるまで。自分の置かれた現状やお寺や黒妖怪とあやかしなどまだまだ序章のよう。カフェはまだでも、お寺ご飯が美味しそうだったので、それは満足。自分の生い立ちや前世の記憶などは、小出しにしていっても良かったように思う。登場人物に馴染んでからの方が、驚きや感動があったかも。2017/11/28

よっしー

27
想像していた物と少し内容は違ったのですが、面白い設定に癖のある登場人物達で楽しませて貰いました。あやかしが見える人間のお話と思っていたら、まさかの主人公があやかし、しかも祖母が亡くなるまでは人として生きてきた…ドッキリかと疑いたくなりますね。そして、人間になるために黒妖怪とやらを癒していく、その為の手段がカフェで美味しいものと居場所の提供。色々突っ込みたい所も多いのですが、とりあえず続きを読み進めたいと思います。2022/11/05

あゆみ

26
★★★☆☆ 表紙に惹かれて購入。子虎ミケーレがかわいい!流行りのあやかしとおいしそうな料理描写をすれば読者は食いつくだろう、という魂胆が見え見えな文体。設定が好みで実際に食いついた読者のひとりではあるが、話の構成や登場人物がイマイチ。本文に「話題性だけが先行している感じ」という表現があったが、この作品がまさにそんな感じ。2017/10/21

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