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出版社内容情報
数々の困難を乗り越え、大きく成長したシェルツェたち。同時に、彼女たちはトウヤへの意識も強めていく。少女たちの想いが交錯する中、暴竜種にも新たな動きが……? 戦車と竜が激突する機甲幻想譚、決戦の時迫る!
内容説明
『雲海の塔』の激闘を経て、より強固な絆を得た5号戦車パンターの乗員たち。それと同時に、女騎士・シェルツェをはじめとする少女たちは、トウヤへの好意を自覚しはじめていた。そんな彼女たちの前に、シェルツェのライバル(自称)のアンリが、新戦車『ケーニヒス・ティーガー』と共に立ちはだかる。その一方で、モンスターの大軍が王都に向けて進攻中との情報も入ってきて―。絆と戦術で戦車を駆る少女たちの機甲幻想譚、決戦の時は今!
著者等紹介
内田弘樹[ウチダヒロキ]
2004年に仮想戦記でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
7
少女達がトウヤを意識し始める中、暴竜達に変化が訪れ、王都に危機が迫り来る今巻。―――討伐ではない選んだ道、それは歴史を変える道となるか。最終巻である今巻は、少女達の意識の変化、幼馴染のヨシノの本心、そして暴竜へと戦闘ではない一手を投げかける巻となっている。戦闘ではなく対話を。砲撃ではなく手を。討伐ではなく無力化を。示して見せた新たな方法は、迫る危機を前に世界を守る為の新しい方法になるのか。果たして、竜達と争う事無く、共にこの世界で生きていく事は出来るのか。きっと出来る、彼等がいるなら。 うん、面白かった。2017/06/22
nawade
5
★★★☆☆1巻でシェルツェ、2巻でフィーネとサツキ、ならば最終巻を飾るのは幼馴染ヨシノ。シェルツェの恋心を応援しつつも、トウヤから距離を取り始めるヨシノ。彼に対して意味深な態度を取り続けた真意が何処にあるのかがこの巻のポイント。対抗馬であるシェルツェも男性免疫はないものの騎士らしく思い切りよく責めてくる。そして、意外と察しが良かった。恋心と友情の狭間で悩む彼女の真っ直ぐな性格が眩しい。王国に大ピンチが訪れるけど、二人の決着の方が気になって仕方なかった。恋模様も戦闘も決戦の時来る!最初の対決は乳比べだ!w2017/06/21
のれん
3
読了。 ド直球のハーレム体制にファンタジー戦車というニッチな世界観。 個人的には絵を含めてドハマリだったのだが、現実は巧くないらしい…… やはり後半は早回し感があったが、戦闘描写はいつもながら圧巻の一言。 巨乳の話題も健全だし、ノリを貫き通した終わり方だった。良かった。2017/06/21
八岐
1
★★★ ケーニヒスティーガーをあれだけ壊さずに動かせるようになったというだけで大したものすぎる。一方で、ティーガーの戦車としての強大さが見せられたかというと……。戦車で竜を狩るというコンセプト自体、うまく見せられるかという点で難しいところがあったのか。チーム内の人間関係も、わりとトウヤ自身をそっちのけにして女性陣だけで結論出してしまったのが良かったのか悪かったのか。2019/06/19
むさ
0
飛ばしてくなと思っていたら終わってしまったー!シリーズ通して書きたいのはこれとこれ!ってのがはっきりしてて楽しく読めた。2017/07/07