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出版社内容情報
終末の魔女と双剣の騎士が刃を交わすとき、物語は廻り出す――「降伏しろ」「降伏なさい」帝国最強の剣士イスカ。皇庁が誇る魔女アリス。二大国が激突する戦場で二人は出会い、共鳴しながらも敵対する。追い求める理想の世界のために。細音啓、渾身のヒロイックファンタジー!
細音 啓[サザネ ケイ]
著・文・その他
猫鍋蒼[ネコナベアオ]
イラスト
内容説明
高度な科学力を有する帝国と、「魔女の国」と畏怖されるネビュリス皇庁。永く続く二国の戦場で、少年と少女は出会う。史上最年少で帝国の最高戦力となった剣士―イスカ。皇庁最強とうたわれる氷の魔女姫―アリスリーゼ。「わたしを捕えられれば、キミの夢も叶うかもしれないわ」「そっちこそ僕を倒せばいい。君の世界統一の前進になる」宿敵として殺し合う二人。しかし、少年は少女の美しさと高潔さに心奪われ、少女は少年の強さと生き方に惹かれていく。共に歩むことは許されず、互いを倒す以外に道はなくとも―。敵対する少年少女が世界を革新するヒロイックファンタジー!
著者等紹介
細音啓[サザネケイ]
第18回ファンタジア大賞、受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
105
ファンタジーを期待して読んだら、それ以上に恋愛小説的に面白かった。立場の違う男女が惹かれ合っていく様はけっこうニヤニヤもの。出会うつもりがないのにしょっちゅう出会ってしまう展開は、コミカルな味付けも的確で上手い。ライトノベル的バトルや盛り上がりもちゃんとあって楽しい。2017/10/21
まりも
60
高度な科学力を有する帝国と、「魔女の国」と畏怖されるネビュリス皇庁。長く続くニ国の戦場で少年と少女が出会う物語。美しい世界観とボーイミーツガール。この安心感と安定感流石は細音先生ですね。似た者同士でありながら、敵として戦う事を宿命づけられた2人。そんな2人が出会いを重ねる内に惹かれ合う姿や、力を合わせ敵と戦う姿はとても素晴らしくて最高に面白かったです。王道ってやっぱりいいね。共に歩む事は出来ず、互いを倒す以外に道は無いとしても世界を変える事は出来る。様々な陰謀渦巻く中2人は平和を掴めるのか。次巻も楽しみ。2017/05/21
よっち
53
永く続く帝国と魔女の国ネビュリス皇庁の戦場で帝国の最高戦力となった剣士イスカ、と皇庁最強とうたわれる氷の魔女姫アリスリーゼが出会う物語。戦場で戦うべき強敵として出会う二人の運命の出会いというわりとよくあるテーマで、待ち合わせもしてないのに中立都市で遭遇し過ぎな感はありましたけど、ベタな甘いラブロマンスを重ねつつ、宿敵の二人が一時的に共闘する展開はとても自分好みでした。両陣営とも首脳陣がアレなので二人の関係が今後どういう方向に向かうのか気になりますね。続巻が楽しみですけど最後は上手くまとまると信じてますよ?2017/05/20
ナカショー
40
敵対する少年少女が織りなすヒロイックファンタジー。細音さんこ新作ということで期待してましたが、やっぱり期待通りで面白かったです。互いに敵対するなか、中立都市で偶然知り合い、交流を深めていくのがとても良かったです。最後の2人で共闘するシーンも良かったです。それぞれの国の上層部が何とも言えない不穏に満ちているので今後がとても楽しみです。2017/05/20
むっきゅー
35
評判のバトルファンタジー。不倶戴天の敵国のエースの二人。使徒聖・イスカと王女・アリス。お互いが倒すべき敵のはずなのに、出会うたびに引かれあっていく。それが恋とは気付かず、夜も眠れない日々が続く運命の二人。お互いが初恋なんだろうなぁ。ウヒャーー!甘酸っぺーー。もう120%恋煩い!しかし、ここまでど真ん中にロミジュリ展開する作品、逆に見たことないよ。一周回って逆に斬新です。許されない恋とか、秘密の関係とか、これはもう期待せずにはいられません。ぜひ背徳感満載のドキドキ展開になって欲しい。2017/10/08
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