出版社内容情報
友麻碧[ユウマミドリ]
著・文・その他
Laruha[ラルハ]
イラスト
内容説明
あやかしの棲まう“隠世”の老舗宿「天神屋」に秋が訪れる―。ライバル宿「折尾屋」に攫われていた葵は、困難の末に完成した料理で、南の地の呪いを晴らした。凱旋する彼女を待っていたのは、「天神屋」の仲間との温かくも大忙しの毎日!新作お土産を考えたり、秋祭りの準備を進めながら、食事処「夕がお」を再開していく。そんな時、葵は大旦那様から果樹園デートに誘われた。いつものお誘いと変わらないはずが、「折尾屋」での一件を経た葵は、大旦那様のことをもっと知りたいと思う自分に気づいて…?
著者等紹介
友麻碧[ユウマミドリ]
福岡出身。『僕の嫁の、物騒な嫁入り事情と大魔獣』(アルファポリス)で書籍デビュー。その後ペンネームを変えて刊行した『かくりよの宿飯 あやかしお宿に嫁入りします。』(富士見L文庫)が大ヒットとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スズ
156
葵と大旦那様の果樹園デート、天神屋の新作お土産の開発、女従業員達との鍋パーティー等、紅葉色づく秋の天神屋での日々が始まった葵の物語の第六巻。葵とのデートにはしゃぐ大旦那様が可愛らしく、山林檎のフルーツピザや栗おこわ御膳といった秋の味覚満載の料理作りに精を出す葵の料理好きも加速中。葵と大旦那様との間に娘が出来たらこんな感じかなと二人の面影を持つ娘に変化したアイちゃんに大赤面したり、大旦那様に抱き締められて真っ赤になったりと、最初は嫁になる気はないと言っていた葵が大旦那様を更に意識している様子にトキメキました2017/10/29
た〜
100
今回も飯テロ目白押し。タイトルから新キャラ登場かとおもいきやそうでもなかった。今回は大旦那様猛アピールでした。一方で銀次さんはいささか影が薄かった気がする。銀次さん派には物足りないかもしれない。細かな事件が幾つかあり、直ぐに解決、と思いきや最後の最後でドカンと大事件発生で次巻に続く2017/05/18
ひさか
97
2017年5月富士見L文庫刊。あまり変わり映えのしない話が続いて、マンネリかな〜と思っていたら、ラスト数ページで、とんでもないことに。うーむ。次が気になる。2017/07/13
ひめありす@灯れ松明の火
95
鬼嫁(母は強し!)による細腕暖簾繁盛期もついに六弾。一つ季節を進める度にあやかしからの信頼も増えて、もう天神屋でも折尾屋でももしかしたらその他の場所でも葵は生きてゆけますね。一方の大旦那様は不安定そう。その頭から生えているのは鬼の角だろう!犬の耳じゃなかったはずだ!と思いました。寂しいお別れもあって、でも、彼女の言葉はいつも存外正しいから、再会はそんなに遠くないでしょう!作りたいのは鮭フレーク。只の焼鮭ほぐしよりも脂っぽくて味も濃いのでご飯にぴったりだけ余り日持ちしないので、食べたい分だけ作れたら嬉しい。2017/12/31
hirune
74
【Kindle】大旦那様と葡萄&林檎狩りついでに山賊退治したり、ぶりしゃぶを囲んで女子会したり、仲居の狸娘 春日がお嫁入りでお宿から去ったり 秋祭りで盛り上がったり、大旦那様と少しだけいい雰囲気になりかけたり。こういうまずまず平和な日常を過ごしていると、最後の最後に あの…あいつが…来て大波乱の予感で終わるのよ!そんなことだろうと思ってたさ。。次が気になって仕方のない終わりかたでした^^;2017/11/10