富士見ファンタジア文庫 編集さんとＪＫ作家の正しいつきあい方〈２〉

あさの ハジメ【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2017/07発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 260p／高さ 15cm
• 商品コード 9784040721989
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

売れっ子アニメ化作家であるミシェルの担当も受け持つことになったバイトラノベ編集者の吹雪。しかし、早々に美沙との関係性がバレてしまい修羅場勃発！　ミシェルまでもヒロインを演じると言い出してしまい!?

内容説明

青春よりもバイトを優先する高校生ラノベ編集者、冴原吹雪。彼は下宿先『なつめ荘』で今日も変人作家たちと一つ屋根の下。「もう限界です、ご主人様。さあ、脱ぎ脱ぎしましょうね？」『どらデレ！』２巻の執筆のため（という体で）、あいかわらずヒロインになりきるというトンデモ執筆スタイルを続けていた美沙だが…「えっ、ちょ、マジ？あんた…ミサなの？」同居人作家のミシェルに秘密がバレて、自分もヒロインを演じると言い出してしまう。美少女二人から猛アプローチを受けるというテンプレラブコメ展開に、生粋の編集脳な吹雪が燃えないはずもなく！？編集×作家の純情（？）な同棲ラブコメ！

著者等紹介

あさのハジメ［アサノハジメ］
第５回ＭＦ文庫Ｊライトノベル新人賞にて、最優秀賞を受賞。その後、『まよチキ！』でデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[スズ]

作品のヒロインになりきってラブコメを研究する美沙の相手役を務めていた吹雪だったが、遂に同じ「なつめ荘」の住人であるミシェルにその秘密がバレてしまう。更に、ミシェルまでもヒロインになりきって吹雪にアプローチをしてきて…。自分の書きたい物を書いて売れ続けている美沙と、自分の書きたい物を押し殺して流行に沿った作品を書き続けるミシェルの作品に対する熱意が凄かったが、売れないと自分の子供達（物語）が死んでしまうという想いに押し潰されそうになるミシェルの葛藤が印象的。天才に努力で勝利しようと足掻く姿は最高にカッコいい

2017/10/31

[いーたん]

一巻の時の勢いがあまり感じられなかったかなぁ〜。と。一巻の方がもっと面白かった気がするんだけど。

2017/09/19

[METHIE]

天才タイプVS計算タイプの話。 特に感想はないというかこういう話を短く纏める平坂読は偉大だな。

2017/08/06

[真白優樹]

同居人である美沙とラブコメ展開を続ける中、幼馴染であるミシェルも参戦する今巻。―――彼女の想い、その想いが導くのは新たな姿の物語。幼馴染のミシェルが参戦する今巻は、編集者やイラストレーター等の変人ぶりが更に変な方向へ極まっていく中、既に打ち切りを喰らった作品への作者の想いが炸裂し、編集者である吹雪が編集者として、何より読者として生の感情を叩きつけ、物語を更なる高みへと導いていく熱さに溢れる巻となっている。高め合う美沙とミシェル、その道を共に歩む吹雪。彼等の戦いはどんな道を歩むのか。 次巻も楽しみである。

2017/07/23

[ツバサ]

今回はラブコメ要素より仕事の要素が多めだった。それだけにためになる話があって、読みやすい上に物語の入り込めた。1巻、2巻と共に面白かったから続きを読みたいんだけど、あとがき見る限りこの巻で終わりっぽいんだが、どうだろうか。

2017/07/20