富士見ファンタジア文庫 編集さんとＪＫ作家の正しいつきあい方

あさの ハジメ【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2017/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 296p／高さ 15cm
• 商品コード 9784040721972
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

編集者と作家がつきあえば、完璧なラブコメが創れると思わない？バイトラノベ編集者の冴原吹雪（17歳）。彼は7年ぶりの大賞作家、竜園寺美沙を担当しているが……「冴原吹雪は私のご主人様です♪」ヒロインになりきるトンデモ執筆スタイルの美沙に担当以上の関係を求められ!?

あさのハジメ［アサノハジメ］
第５回MF文庫Jライトノベル賞にて大賞受賞作「まよチキ！」でデビュー。現在は講談社ラノベ文庫でも活躍中。本シリーズにてファンタジア文庫デビュー

6U☆［ロクユウ］

内容説明

青春よりもバイト優先の高校生ラノベ編集者、冴原吹雪。彼の下宿先『なつめ荘』は変人作家の巣窟。禁断の兄妹愛に憧れるブラコンストーカー、百合鴎凛。関西系ドイツ人、ミシェル・メッサーシュミット。そして、断トツにおかしいのは…「冴原吹雪は私のご主人様です。いっぱいご奉仕します」作中ヒロインになりきってデレまくる、トンデモ執筆スタイルの竜園寺美沙。担当以上の関係を求めてくる美沙だが…吹雪の編集脳はそれを凌駕する！「きみの水着エプロン姿は可愛い。だけど担当としてはこのシーンを修正したい。猫耳を付けてもう１回だ」編集×作家の正しい（？）同棲ラブコメ開始！

著者等紹介

あさのハジメ［アサノハジメ］
第５回ＭＦ文庫Ｊライトノベル新人賞にて、最優秀賞を受賞。その後、『まよチキ！』でデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[スズ]

高校生ラノベ編集者の冴原吹雪は、新人賞で大賞を受賞したクラスメイトの竜園寺美沙の担当編集となる。しかし彼女は、ラブコメを深く知るため、作中のヒロインになりきって吹雪にデレる様になってしまい…。美沙に加え、日本語しか話せない阪神ファンの関西系ドイツ人や、吹雪の事が大好きだけど書くのは過激なエロ小説という二人の残念美少女作家達とも共に暮らす事になった吹雪は常に冷静でしたが、内心では美沙の魅力にたじろぎそうになっていたのが良かった。本は作家だけでなく、編集者や多くの人達と協力しながら作りあげていくものだと感じた

2017/04/06

[いーたん]

あさのハジメ。多数の作品を世に送り出している作家で、個人的には好きな作家ではある。が、しかし、決して作家買い対象ではない。あらすじだけで、何が分かるのか？と言われてしまえば、反論するだけの根拠も武器も持ってないけど、敢えて言うなら勘。その勘が当たり外れを囁いてくるのです。そして、今回の作品は当たりだな。と思う。ハーレムラブコメしつつ、バクマン。を彷彿とさせる好敵手との作品同士の対決、天才と努力、そして絵師。これは絶対に面白くなる要素が満載。あとは作者のアイデアと実力次第。この先が楽しみです。

2017/04/08

[ナカショー]

あさの先生のファンタジア文庫初登場作品。ラノベ編集部でバイトしている高校生にして社畜予備軍とうたわれている主人公が、久しぶりに大賞を受賞した少女を担当することから始まる青春ラブコメ。主人公の社畜マシーンっぷりもさることながら、上司のほうがもっと凄いwどの編集部にもああいう人が存在するのかと思うと何か面白いですね。次巻も楽しみです。

2017/03/20

[ツバサ]

あさのハジメ先生が書くベタベタなラブコメが読みたかった！この作品はまさにそれ。主人公が編集側でヒロインたちは作家側で織りなされるラブコメは一見陳腐に思えるが、実際は身が悶えて、心をぐっと握ってくるような熱いドラマがある。打ち合わせというなの密会はたまりませんな。続いてくれー。

2017/03/24

[真白優樹]

高校生ながらにバイトの編集者として働く少年が、大賞受賞のある意味とんでもない少女と出会い始まる物語。―――変人だらけのこの舞台で、二人は出会い戦いを始める。変人しかいないというか全員、頭のネジが纏めて10本くらい吹っ飛んでなかろうか。そんな愉快で猛烈な変わり者達が揃ったこの物語は、作家と編集者を題材にしたラブコメであり安定感のあるドタバタと、その裏に隠された各個人の葛藤、そして息を合わせてそれを乗り越えていく王道のラブコメとなっている。続刊も重版も決まり、彼等はどんな物語を作るのか。 次巻も楽しみである。

2017/03/19