富士見ファンタジア文庫 織田信奈の野望 全国版〈１７〉

春日 みかげ【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2017/01発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 396p／高さ 15cm
• 商品コード 9784040721712
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

良晴、信奈、光秀。再会の地・関ヶ原で三人が見つめる未来は――弟の死。悲しみに暮れる信奈に徳川軍が迫る。それでも諦めない良晴の元に、予想しなかった援軍が!?　一方、良晴と戦うことを迷い始めた小早川隆景。脳裏に浮かぶのは、毛利家への裏切り。そして、彼女の決断は……

春日　みかげ［カスガ　ミカゲ］
『織田信奈の野望』でＧＡ文庫からデビュー。

みやま　零［ミヤマ　ゼロ］

内容説明

弟・信澄の死。心折れた信奈に迫る東軍。過去最大の窮地でも諦めない良晴の下に、予想外の援軍が現れる！そして―「先輩。死の瞬間まで忘れません。十兵衛は…報われました」毛利軍が迫るなか、信奈を殺す自らの結末を知った光秀が、選び取った未来。それは「運命」に抗う最大の鍵へと変わる。「起死回生の手はあるわ。織田家の窮地が『嘘』ではないからこそ、東軍を釣りあげることはできる！」絶対的に不利な戦況も、歴史という名の「運命」も英雄・織田信奈ならば覆すことができる。良晴はそう信じている。激戦続く、関ヶ原。織田家の反撃は、ここから始まる！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ソラ]

いままで良晴がまいてきた種が一気にあちこちで実を結んでき始めてきている感。天下人を見定める家である毛利家の隆景がどのような決断をするのかとても続きが楽しみ。

2017/01/22

[ご主人様見習い]

死んだと思った人や過去の人達が復活したのがよかった。１７巻で関ヶ原の戦いだけど昔の行動の結果がいろいろあらわれている。あとは、誰が死んでしまうのかフラグがありすぎ

2017/02/12

[不以]

今まで紡いできた縁が関ヶ原に結晶していく様が熱い。浅井が織田の窮地に駆けつける展開は、よくぞ書いたなとテンションが上がる。きっと恋は報われたのだと泣く十兵衛ちゃんや口付けして死地に行く姫武将たちがとても良かった。とくに今回は小早川さんが乙女乙女してて良かったなあ。

2017/02/02

[takka@ゲーム×読書×映画×音楽]

ついに関ヶ原編開幕！話だいぶ広がっているけれど、意外とあの武将まだ出ていなかったかという人物も出てきてる。伏線回収も少しずつされてきていて、時代改変の揺れ戻しといい塩梅で話も進んでいる。

2024/09/19

[サエズリ割津]

日本全土の武将が集い東西に分かれ雌雄を決する関ヶ原決戦ついに開幕。一介の高校生から戦国武将になった相良良晴が各地で拾ってきた実が良晴の窮地を救う展開が熱かった。各地で戦う姫武将たちが関ヶ原に集まってきてすべての運命が収束してきました。そんな中で愚直にすべての実を拾うという己が信条を良晴は貫き通すことができるのか。個人的には鹿之助の行く末が気になる。次巻でこの複雑に絡み合った戦況がどう展開するのか、期待して読みます。

2017/11/03