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出版社内容情報
俺のせいで、サークルクラッシュの危機だって!?お試しで百合姫と付き合うことになった心路は、そのせいで継未との距離感を掴めない。文化祭を前に、ニジケンはなんだかギクシャクで――そんな日々のなか、心路は雫九からサークラを防げとある任務を言い渡され!?
佐倉 唄[サクラ ウタ]
第27回ファンタジア大賞銀賞受賞作「オレのラブコメヒロインは、パンツがはけない。」にてデビュー。
あゆま紗由[アユマサユ]
内容説明
文化祭までの間、お試しで百合姫とお付き合いをすることになってしまった心路。百合姫といったらそりゃもうデレデレで、「ヒメが作ってきたお弁当、一緒に食べよ~」「あはっ、膝枕してあげる。おいでおいで?」と、オタサーの姫の名に恥じぬ猛攻撃を繰り出してくる!一方ニジケンでは、文化祭へ向けて「オタク喫茶」を準備中なんだけど、百合姫と心路の接近を知った継未との関係は微妙な雰囲気に。耐えかねた継未が手にしたのは―「退部届」!?百合姫か、継未か、ニジケン存続か。サークルクラッシュの危機に直面した心路は、文化祭デートでまさかの決断を下す!?
著者等紹介
佐倉唄[サクラウタ]
第27回ファンタジア大賞にて「ノーパンツ・チラリズム」で銀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツバサ
9
やっと作者の色が出てきたなという感じで、賛否あるみたいですが僕は大好きです。前作同様、主人公が悩みを投げかけてくるのが良いです。あと今巻で終わるのかな〜って思ったけど、続くみたいで良かったです。次巻が楽しみです。2017/01/26
真白優樹
6
文化祭を舞台に、サークル崩壊の危機を防ぐ為心路が奔走するも事態が捻じれていく今巻。―――変わらぬものはなく二つは選べず、誰かを傷つけ何選ぶ。これまでの方向性から一気に転換、後半は割とシリアスだった今巻は昨今の風潮に対する一つの解答が示される。人は全てを選ぶなんて出来ないのかもしれない、誰かを選べば誰かが傷つく。でもこの世界が大切だから守りたい。百合姫と継未の間で揺れ惑う心路の等身大の叫びが響く中、関係性は確実に変わり始め、状況は確実に動き出す。継未が動き出す中、物語はどこへ行くのか。 次巻も楽しみである。2017/01/23
nawade
6
★★☆☆☆ お試しで百合姫と付き合いすることになってしまったことからニジゲンにサークルクラッシュの危機が!?ニジゲンとニジゲンメンバーを守るために心路達はあれこれ手を尽くすが事態は捩れに捩れてという展開。この巻では心路の内面に思い切り踏み込んだ内容になっているが、なんだか面倒くさい方向に突っ走っちゃったなぁという印象。賛否分かれそうな展開でした。実はこの作品はラブコメの鈍感主人公やハーレムラブコメの主人公に対するアンチテーゼとして書きたかったのだろうか?てっきりこの巻で完結かと思いきや、まだ続くようです。2017/01/21
那須了
0
難聴主人公のハーレムラノベに疑問を投げかけるのは良いが本作の主人公もたいがいキモい。サークラ危機を回避しニジケン存続できれいに(?)終わりかと思ったら次巻クリスマスデートとかそんな爆弾おま...2017/09/23
星屑
0
前巻あとがきを読む限り、売れてないんだろうなとか、着地点をどこにするか苦労してそうだな(最初から考えとけ)とか、色々思う部分はあっての今巻、今までのふわっとした空気は無くなり、個人的には望んでいた展開になった。部活モノにおいて人間関係で面倒な事態に陥るのは見てて好きなので。ただ一貫して主人公がとにかく「気持ち悪い」。元々魅力の欠片も無い主人公が、偉そうに気持ち悪いこと独白するシーンは本当に無理だった。どこに向かうのか見届けるまでは読みますけど。キツいなぁ。2017/03/24