内容説明
近年、開発の文脈における「スポーツ」には、他者との関わりを生み、社会性を身につけること、さらには、コミュニティや国造りにも影響を与える包括的でダイナミックな役割が付与されつつある。本書では、とくに「サッカーのもつ力」に着目し、個人、地域、国などへの具体的な貢献に関する事例を紹介し、サッカーを通じた「人と人とのつながり」や「コミュニティ形成」、「豊かな市民社会」の実現を提言する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Sanchai
2
「スポーツと開発」分野の国内での第一人者が書いた本。研究というよりはルポに近い印象だが、ホームレスW杯とか、カンボジアの観光地シェムリアップのホテル従業員によるサッカーリーグとか、ジンバブエのHIV陽性の女性によるサッカーリーグとか、そんなのがあったのかと驚かされる話が多く、それで参加者の行動や意識が変わっていく姿は読んでいて感銘を受ける。2014/09/13
Mimuchi
0
スポーツと社会開発難しいテーマですが、ホームレスW杯をはじめサッカーってこんなことができるんだと感じさせてくれた本です。2014/06/23
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