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出版社内容情報
目の前で起こった“絶望の瞬間”。苦しみにもがきながら、ライナは未来の果てを視る。なぜ生きるのか? 何のために生まれたのか? 昼寝王国とはなんなのか? 世界を救うために、いま、史上最大の魔法が発動する!
内容説明
人が死ぬのは嫌いだ。殺すのも嫌い。泣かれるのだって、泣くのだっていやだ。人生を選べないというのはどういう気持ちだろう?家族が死ぬのは?好きな人が死ぬのはどうだろう?誰もそんなことは望まないはずなのに、なぜか世界は、そんな無意味な悲しみばかりを笑いながら欲しがる。なにかを無理矢理変えたいと思ったことはなかった。けど、変えなきゃ悲しいし、もうなにも失いたくないから。めんどくさい話だが。そろそろ前へ進もうかと思う。もうなにも失わない世界を手に入れるために。みんなが笑って、昼寝だけしていればいいような世界を目指して。アンチヒロイックサーガ、ここに完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
椎名
7
とうとう完結。超長期シリーズ、巻数もとんでもなくあった上にこの最終巻発売まで約七年空いたというのもあって感慨もひとしおだ。表紙を見た瞬間この三人が笑いあえていることに無条件で感動してしまった。結局ここまで同じことをぐるぐる繰り返し、自分のことを好きになろう、自信を持とう、価値があると信じようとしたところで、そうやすやすと変われるものではない。だからこそ三人が互いに執着しよう、と決めることで、それを認めることですっきりと馬鹿をやれるのは良かった。そして大団円のエピローグ。本当にお疲れ様でした。2025/05/27
紅羽
4
伝勇伝シリーズ最終巻。自分はアニメから入ったのですが、ほぼ半世紀かけて完結となるとは。何となく完結しないと思っていたので、新刊情報が上がった時の衝撃は今でも忘れられません。前巻の内容も記憶から薄れた状態で読んだ最終巻。序盤から凄い展開でどうなってしまうのかとハラハラでした。そして家族を持ったライナのや周りの変化に完結する実感が湧いてきて、最後の後書きで涙腺が緩みました。ずっと続いていて欲しかったけれど終わりを見届けられて良かったです。楽しい時間をありがとうございました。2025/05/23
はいな
3
24年、ほぼ四半世紀続いたライナたちの物語もついに完結。 ライトノベルなんて分類もまだ知らなかった子供の頃たまたま本屋さんで1巻を見つけて買って、ドハマリして、振り返るとあの瞬間がその後のラノベ漬けの日々の第一歩でした。 というか24年ってなんだよ!!!!長いわああああああああああああ!!!!2025/05/20
ほにょこ
2
★★☆☆☆ ようやくの最終巻です。17巻が出てから8年近く経っての刊行。その可能性もあるかもしれないとは思っていたけど、実は〇〇でしたというのは白けますね。それもあって、最後は一見ハッピーエンドだけどバッドエンドとしか思えず。あれはライナの願望が生み出した〇〇だと考えた方が納得できます。このシリーズは最初のころはとても面白かったのに終わりに近づくほどつまらなくなっていきましたね。2025/06/19
リム
1
完結おめでとうございます。アニメのイベント行ったのも良い思い出だし本当に大好きな作品です。 サイン会で約束してくれたのでどんなにつらくてもハッピーエンドだと信じていたけど本当によかったね。 怒涛のラブ寄せって富士見ミステリー文庫だけじゃなかったんだ。2025/06/01
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