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出版社内容情報
武に身を捧げて百と余年。エルフの少年は旅路の果てに何を見る。ただ純粋に力と技を鍛え、この世で“最強”を目指してきたエルフの少年は、始まりの地に降り立つ――。仲間を、武の誇りを、世界を、そして最愛の人を守るため、スラヴァは史上最強の敵・ガルトとの最終決戦に挑む!
赤石 赫々[アカシ カッカク]
大手小説投稿サイト「小説家になろう」において同名タイトル「武に身を捧げて百と余年。エルフでやり直す武者修行」を連載。
bun150[ブン]
内容説明
大禍石の力を取り込み最強の存在となったガルト。絶体絶命の状況下で、世界はゼツロの犠牲によって一ヶ月の猶予を得る。決戦に備え『明鏡止水』の強化―すなわち、心の清算のためにミラフィアへと帰郷したスラヴァ達。懐かしい旧友たちと言葉と拳で語り合い…そして、避けては通れぬ恋愛事情。旅の中でスラヴァが出した確固たる答え、「ずっと傍に居たいと思う者が出来た。私は彼女を愛している」―その相手とは!?ただ純粋に力と技を鍛え、この世で真の“最強”を目指してきたエルフの少年は、仲間を、武の誇りを、世界を、そして最愛の女性を守るため、史上最強の敵との最終決戦に挑む!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
7
心の清算の為、始まりの地へと帰り強敵との決戦に挑む今巻。―――旅路の果て、始まりの地で掴んだものとは。始まりの地、ミラフィアで旧友達と拳を交え、そして大切な人、シェリルを見定めたスラヴァはガルドとの戦いに挑み、シェリルと二人の力を重ね、二つの武術が重なる技で打ち倒す。最後まで心の底から熱かったこの物語。強敵を倒した後も、スラヴァの負けられぬ戦いと修行の旅は続いていく。これから先、彼らの終わらぬ修行の旅はどうなるのか。でもきっと、彼等の強い絆があればどんな戦いも越え、最強に至るのだろう。 うん、面白かった。2017/02/22
尚侍
5
とっても面白かった。最終巻にふさわしい盛りだくさんの内容で、最後まで楽しむことができました。最終戦の前に思い出の地を巡るというのはお約束の展開ではありますが、これだけきちんと描かれるとやはり盛り上がりますね。その分最後の戦闘シーンはこれまでのそれと比べるとやや淡白な印象でしたが、そこに至るまでの話がきちんと描かれているのでこれはこれでいいのかなと思いました。なにはともあれ無事完走おつかれさまでした。次回作も楽しみにしています。2017/02/24
菊地
2
完結。最初から最後まで「武」を突き通した芯のしっかりした好シリーズでした。登場人物たちが本当に愛しい作品だった。お疲れ様でした。2017/05/24