富士見ファンタジア文庫<br> 英雄都市のバカども〈3〉アルコ・ホール三番街の何でも屋

電子版価格
¥352
  • 電子版あり

富士見ファンタジア文庫
英雄都市のバカども〈3〉アルコ・ホール三番街の何でも屋

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 324p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784040709239
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

殺人鬼がリッツを誘拐! 犯人の要求はモルトの死!?平和なはずの英雄都市で起きた殺人事件。容疑者はなんとモルト!? 彼の捕縛に抗った親友・ライもまた投獄されてしまう。事件の裏に国際規模の陰謀が見え隠れする中、犯人に挑発された二人は牢を飛び出すが……?

アサウラ[アサウラ]
アサウラ:『黄色い花の紅』で第5回スーパーダッシュ小説新人賞・大賞を受賞、同作でデビュー。代表作『ベン・トー』はTVアニメ化を果たした。他代表作は『デスニードラウンド』(オーバーラップ)など。

だぶ竜[ダブリュウ]

内容説明

英雄の末裔が住む街リキュール。血の気の多い住人が巻き起こすトラブルは厄介なものばかりだが、何でも屋のモルトたちや一騎当千の自警団がいる限り街の平和に隙は無い。たとえ、男に惚れた棒遣い男と百合拳法少女が大げんかを始めようが、極悪ギャンブラーが美女の体を狙おうが、凄腕のスリが人々の“心の宝物”を奪おうが…。そんな騒がしくも平穏なはずの英雄都市で、陰惨な殺人事件が起きた。容疑者は―なんとモルト!?彼の捕縛に抗った親友・ライもまた投獄されてしまった。背後で国際規模の陰謀が蠢くこの事件を、牢の中の二人は解決できるのか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

50
英雄の子孫たちが住む都市・リキュールを舞台にした物語の3冊目。モルトがリキュールに来た頃の話などが描かれた短編集。安定の飯テロ描写+モルトとライの熱い絆、そしてリッツの可愛らしさにいつものバカ騒ぎと今回も内容盛りだくさんで大満足。サシャの過去が明かされた事で、ヒロインとしての活躍が更に期待できそう。バカバカしいお話の中に王道的な熱さと盛り上がりを用意してくれるからこの作品好きなんだよなぁ。ピーちゃんの飛び道具具合もえぇと思うで。サシャ、リッツとモルトのラブコメも読みたいし、次巻も是非ともお願いしますね。2016/06/19

スズ

41
今回は短編が4話と、7年前のモルトが自警団に所属していた時に遭遇した事件の全5話でした。モルトがリッツを大切に思う主な理由、リッツが7年前からモルトのことが大好きだったこと、モルトとサシャの過去など、登場人物たちの過去が大きく掘り下げられた巻でした。個人的には、新しい扉を開いてしまったモラセスとクアトロの二人とガーナ姐さんが好きでした。まさかのピーちゃんの再登場と、リッツの公開処刑の時のガーナの逃走に笑ってしまった。最後の短編では、リキュールはとても温かい場所で、サシャもいつか帰ってくるのだろうと感じた。2016/09/15

Yobata

37
モルトがライと共にリキュールの自衛団に入らず何でも屋を選んだ理由は、殺人犯として誤認逮捕されたモルトの過去にあった…。Beyond連載された短編集。メインは上中下の三部構成になったモルトの過去話。長柄刀の他に亡国グリコゥ国でしか手に入らないナイフを所持していた7年前のモルトが、グリコゥ国の生き残りの犯行を被せられ投獄される。流れ者だったモルトの過去や、流れ者ならではの思いなど、ちゃんと考えてていつものモルトらしくなく昔はしっかりしてたんだねw7年前のロリリッツが素直な幼女すぎて可愛かったw囚われの→2016/06/18

サエズリ割津

36
このシリーズ本当に面白い。どの短編も良作でした。斜め上の結末を迎えるコメディで笑い、モルトの過去にまつわる話ではほろっとさせられる。そんないい意味での温度差が心地いい短編集。モルトの過去編でのライやリッツ、先輩教官たちからリキュールという町の温かみが感じられるいい話でした。でも何気に少し毛色の違う『雨の夜の女』が一番好きかも。あと毎回リッツは辱められてて気の毒。瞬間沸騰しがちな住民たちのあおりを一番受けてるんじゃないか。イラストもよかった。次巻も楽しみ。2016/07/03

わたー

35
★★★★★素晴らしい。その一言に尽きる。サシャの過去に繋がる短編もありつつも、やはりメインはモルトの過去編か。何度泣かせれば気がすむのだというほど、熱い展開でよかった。また、リッツ(五歳児)がメインヒロインすぎていて凄くいい。風格さえでてきた。そんな熱い過去編の次の短編が、リッツの初ブラというのも、この作品を象徴している素晴らしい構成だった。貴重な挿絵をピーちゃんに使うのも納得してしまうインパクトのある内容だった。唯一、あとがきが不穏なのが心配ではあるが、続きがでてくれることを切に願う。2016/07/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11020435
  • ご注意事項

最近チェックした商品