出版社内容情報
「――このホテルで100人もてなすまでは、君は私の嫁だ」祖母が若い頃経営していた「霧雨ホテル」を相続した芽衣。しかしホテルは八尋という謎の支配人により、「人ではない客」をもてなす宿になっていた。ホテルを取り戻すため、八尋の嫁としてあやかし達をおもてなし!?
木内陽[キウチヨウ]
あおいれびん[アオイレビン]
内容説明
亡き祖母の遺した『霧雨ホテル』を復活させるため、東京へやって来た芽衣。ところがホテルは荒れ果て、妖専用ホテルとなっていた!支配人だと名乗る烏丸八尋にホテルを返すよう要求するが、客を一番もてなした者が支配人となるルールだと言われ、芽衣はここで働く決意をする。しかし、妖だらけのホテルに普通の人間が留まるのは命を削ること。そこで八尋が提案したのは―「このホテルで100人もてなすまで、君は私の妻だ」妖との結婚生活に戸惑いながら、芽衣のおもてなし奮闘記が始まる!
著者等紹介
木内陽[キウチヨウ]
第2回ラノベ文芸賞にて審査員特別賞を受賞。受賞作を改稿、改題した『谷中銀座コーリ駄菓子店出納帳 お客さまは、神さまです。』(富士見L文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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佐島楓
42
残念ながら文章や設定の粗さ、心理描写の納得のいかなさが目立った。2016/07/25
hirune
41
【Kindle】結果が良ければ良いんだろうけど、主人公の無謀さと頑固さにちょっとついていけない😅知らない怖そうなあやかしに会ったらとりあえず逃げなきゃ!まぁあやかし相手のボロボロなホテルを再建しようなんて、捨て身の覚悟がないとできませんね?まだホテルも支配人も謎に包まれてるから、続編があるのかな?2020/11/04
すみの
24
祖母から受け継いだはずの『霧雨ホテル』が記憶とずいぶん違う。それもそのはず霧雨ホテルは妖様専用ホテルとなり、祖母の代の内装、調度品、丹精込めた庭がボロボロ。人間である孫娘・芽衣が妖の支配人・烏丸八尋にホテル奪還の意思表明。100人の客をもてなすことを目標にピンチにも妖の従業員と一緒に切り抜けていく芽衣の細腕繁盛記。人間と妖では力は歴然。芽衣を気にかける八尋の優しさ、そんな彼の気持ちに鈍感な彼女。客のひとり、万年筆の付喪神の話は人とそうでない者とのどうにもならない関係が切ない。2016/09/24
あゆみ
22
★★★★☆ 芽衣のおもてなし精神はすごいけど、体調崩すほどの奮闘ぶりは見習いたいとは思わない。妖専用となったホテルの支配人である八尋の仮面を外した素顔がどうなってるのかや、芽衣や祖母との関係が明かされていないので続編出るなら読みたい。個人的には、芽衣に最初から協力的な十四狼がかわいいのでお気に入り!2016/06/08
うにすけ
11
図書館本。報酬が妖気で、それでホテルが修復されるのは面白いんだけど、八尋さんの正体が気になりすぎてむずむずしました。続くよねこれ。2016/12/09