出版社内容情報
奇貨屋・芙蓉庵。その店は心に傷を持つ客が訪れる、業を扱う奇妙な雑貨屋。
必要とした人しか見つけることができないが、そこに行けば確実に必要とする品が手に入るという、奇妙な雑貨屋「奇貨屋・芙蓉庵」。そこで働くことになった青年遼太が見たのは、訪れる客が心に抱える傷と闇だった。
【著者紹介】
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内容説明
奇貨屋芙蓉庵―それは不思議と見つけづらい路地にひっそりと建ち、そこを必要とした人しか訪れることができないが、そこに行けば自分が必要とする物は必ず手に入るという奇妙な雑貨屋である。偶然か必然か、店主の緋奈に気に入られ、芙蓉庵で働き始めた冴えない青年・志禾遼太。そして遼太は、訪れるお客がなにかしら心に闇を抱えている人々ばかりで、店が売る品々すべてが、いわくありのアブナイ品であるということを知るのだった。今日も業を背負ったお客が、芙蓉庵の扉を開ける。
著者等紹介
阿澄森羅[アスミシンラ]
第24回ファンタジア大賞でラノベ文芸賞を受賞し、『諸事万端相談所まるなげ堂の事件簿』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
35
残念ながらいまひとつはまれなかった(ごめんなさい)。もっと店主の緋奈を中心に持ってきたほうがいいのかな。2016/07/07
マカ
9
最近この手の話が多いな~と思いつつ、まぁ、自分が似たような作品を手に取ってるだけかと(笑)読んだことがあるような感じがするからなのかイマイチ感が抜けない。けど謎もまだ回収されてないから続編があるんだろうな。取り敢えず出たら読んでみよう。結論はそれからだ。2016/07/27
チェス
4
ちょっとワタシにはムリだ!2021/09/17
nepo
3
ブラック企業に就職したもののすぐに辞めてバイト生活の主人公。 彼女にも逃げられ、友人に勧められて行った先は・・・ 読んでいてビブリアと付喪堂骨董店を思い浮かべました。 ぽつぽつ出てくる伏線が全く回収されていなかったので続編ありきなんでしょうね。 主人公はまっすぐ系、店主はミステリアス系、似たような設定の物語が多い中、抜きんでるのはどれなんだろう?2016/05/16
左京大夫
2
ビブリア古書堂以後濫造された作品のひとつ。内容は可もなく不可もなく、といった感じですが、ストーリーも登場人物も非常に記号的で既視感しかありません。ありふれた設定なのか、それとも設定そのものがジャンル化しつつあるのか。いずれにしても、もう少し作品の核になるものが欲しかったです。2019/01/30