- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 富士見ファンタジア文庫
出版社内容情報
継承戦争、決戦へ! サイファカールの反撃開始!
処刑寸前の窮地から脱したサイファカールだったが、その陣地には10万の第三皇子軍が迫っていた。これに対抗するため、次期皇帝を狙う各勢力とついに連携! 巨大兵力を前に、持てる力を全て使って決戦を挑む!
内容説明
将軍・レムリガスの卑劣な罠、追っ手をかいくぐる壮絶な逃亡戦。この最大の窮地をリ・イン、フレイヤらの獅子奮迅の働きによって凌いだサイファカールは、いよいよレムリガスの背後にいる第三皇子ミラニエゥス軍と全面戦争に挑む。帝国からの討伐軍と、リリィ・ヨーコらで構成されたアルアラ軍団をも打ち破る、圧倒的なミラニエゥス軍の進撃。これまでとは違う強敵に苦戦を強いられる状況に…「打開するだけじゃ駄目だ。この危機を好機へと変えよう」サイファ起死回生の策が命運を決める!帝国全土を巻き込む決戦を最後に制したのは―!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
25
ロムニア帝国を舞台にした戦記作品の七冊目。レムリガスの罠という最大の窮地を凌いだサイファカールが、第三皇子ミラニエゥスとの全面戦争に挑む話。圧倒的な勢いで進撃するミラニエゥスとの激戦は、リリィの奮闘や危機をも好機に変えるサイファカールの策が見事に実を結んだ事で、シリーズ最大の盛り上がりと興奮を見せてくれてとても良かったです。それだけにサイファカールの快進撃はこれからといったタイミングで終わってしまうのは本当に残念です。期待の正統派作品だっただけにここで終わるのはすごく悲しいなぁ。2016/01/22
よっち
20
最大の窮地をリ・イン、フレイヤらの獅子奮迅の働きによって凌いだサイファカールが、第三皇子ミラニエゥス軍と全面戦争に挑む第三弾。劣勢の状況から互角に近いところまで持ち直したサイファカールの手腕、そんな彼でも読み切れない部分は部下たちが補っていく展開はなかなか良かったんですが今巻までですか。何を書きたいか序盤に迷走して風呂敷を広げ過ぎた感もあったので、完結させるのは難しいだろうとは思っていましたが、わりといい感じになってきていただけに残念。懲りずにまたこういうファンタジー戦記書いてくれることを期待しています。2016/01/24
みどり
7
大人の事情って嫌よねぇ、と大人の私が思う。舞阪氏にしては色ボケシーンが少なくて正統的な興亡記だったので、楽しみにしていたのだが。 いずれどこかで、ということもありえるのか、ありえないのか。はてさて。打ち切りっていう感じ悲しすぎる。2016/02/05
尚侍
7
面白かったんですが、あらら、ここで終わりですか。序盤のラストとでも言えるところでの物語の終了は残念ですが、本巻もそうでしたけれどこのところ戦いの描写が多く、全体的にメリハリに欠けていた印象だったので、ここで終了もやむを得ないのかなというところです。物語の進行上戦闘シーンが多くなってしまうのは仕方ないのですが、そうであるが故に全体の構成をどのようにするかのバランスが難しいところで、物語を盛り上げようとするために戦闘シーンを多くするのも良し悪しだなと感じました。2016/01/28
イヌナミ
4
エセ戦記が大半を占める中で覇剣と並ぶ貴重な物語だったのに、 これから最後の相手と雌雄を決する戦いを前に・・・あ"ぁ~打ち切り? 妙にさばけたあとがきに微妙な気持ちに。 続きが無いなら、第三代皇帝の母親が誰かは書いても 罰は当たらないのではないだろうか。(それとも出るの)2016/01/23