出版社内容情報
文明館大学能楽サークルには二人の指導者がいる。ダサい臨時顧問・雨堂愁介と、イケメン能楽師・筧清隆。しぶしぶ加入した舞衣は彼らと合宿へ赴くのだが、そこで待っていたのは十柱能という追儺祭と殺人事件で――?
内容説明
ダサ眼鏡のへんくつ顧問代理・雨堂愁介と、新進気鋭のイケメン能楽師・筧清隆が率いる文明館大学能楽サークル。十柱能見学のため、山形県十柱村に向かった彼らを待ち受けていたのは―殺人事件!さらに一人の少女が村から消えて…。残された白般若の面は何を意味するのか?十五年前に殺された少女とは?「白般若は女性の深い孤独と悲しみも表す。そうですね?」隠された悲劇と秘密。雨堂と筧が導き出す、語らない白般若からの伝言とは―?
著者等紹介
北國浩二[キタクニコウジ]
大阪市生まれ。2003年、『ルドルフ・カイヨワの事情』で第5回日本SF新人賞に佳作入選。2005年5月、同作を改題した『ルドルフ・カイヨワの憂鬱』(徳間書店)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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