出版社内容情報
スピッツ――有名バンドが由来のあだ名で呼ばれる俺の幼なじみは、謎と孤独と小説と音楽を偏愛する一方でラブソングを毛嫌いする変わり者だ。これは、そんなスピッツが巻き込まれた、恋愛にまつわる謎解きの顛末。
内容説明
人気バンドを由来とするあだ名で呼ばれる俺の親友―スピッツは、ありていに言えば変人だ。いくつものマイルールを持ち、誰よりも真っ直ぐで、いつも不機嫌で、小説と音楽と孤独と「謎」を愛する一方、ヘッドフォンで耳をふさぐほどラブソングが嫌いで…。そんな性格がゆえに、クラスでも孤高の存在だったスピッツのもとに、新聞部の美人部長がいくつかの「謎」を携えてやって来た。彼女の挑発に乗せられ、スピッツは「謎解き」を引き受けてしまうのだが、どの事件もなぜか恋愛に関係するものばかり!?
著者等紹介
三沢陽一[ミサワヨウイチ]
1980年長野県生まれ。東北大学ミステリー研究会出身。2013年第3回アガサ・クリスティー賞を受賞し、受賞作を改題した『致死量未満の殺人』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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