内容説明
「これまでに経験したことのないような大雨」、「近年にない大雪」、「観測史上最大規模の台風」「甚大な被害をもたらす河川の氾濫や土砂災害」……。科学技術が発展した現在でも、気象災害で亡くなる方が後を絶ちません。本書では、日本で発生した気象災害の事例をふまえて、激しい気象や気象災害はどういうメカニズムで発生するのか、予測はどこまでできるのかを解説。命を守るために私たちがするべきこと・考えておくべきことも紹介します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雲をみるひと
34
気象災害を大雨、台風、雷などのテーマ毎に解説したもの。事例はあまり多く扱われていないが、解説部が科学的ではあるが専門でない人に説明することが意識されていて類似本に比してもわかりやすい。筆者が気象を学んだ際の体験が多く語られていることもよい。良本だと思う。2021/10/16
氷柱
9
435作目。9月16日から。天気が悪いと洗濯ができない、外出ができない、何もできない。天気を事前に察知したい。できれば天気予報や気象サイトよりも具体的な情報を入手したい。そんな思いから気象に詳しくなるために入門書感覚でこの作品を手に取った。序盤で門外漢にもわかりやすい書物だと謳ってはいたものの、専門家目線と言うのはどうしても外れなかった。それから気象の入門書というよりも気象の専門家の最前線をちょっと目線を下げて説明したという少しだけお固めな作品であった。2018/09/23
galoisbaobab
5
気象災害が起こる仕組みを数式なしでちゃんと説明してます。これは素晴らしい本ですよ!表紙のデザインもクール!2015/06/18
シータ
1
素人にもわかりやすく、例や噛み砕いた内容で書かれていた。防災意識は常に持ち続けなければいけないなぁ。2014/07/13
unusb
1
中学生レベルの知識で分かるように、と書かれている通り、内容は非常にわかりやすかった。集中豪雨•局地豪雨•竜巻•雷•雪崩•高潮のメカニズムのみならず、それらから身を守るための術が詳述されており、非常に為になる一冊である。個人的には、竜巻発生に関する水平渦の立ち上げメカニズムがとてもわかりやすかった。私も三隅さんのような文章が書けるようになりたいと思えた。2014/06/22
-
- 電子書籍
- 黒獅子と愛の夢を駆けぬけて【新装版】 …