富士見ファンタジア文庫<br> ぼくのゆうしゃ〈8〉

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富士見ファンタジア文庫
ぼくのゆうしゃ〈8〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784040705781
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

勇者・魔王・人類三つ巴の攻防の末、世界は改変された。ファルディオ・レイア・セシリア・ヨルという、トオル不在のパーティは世界見聞の新たな旅に出ることになる。――半年後の《最終裁決》に向けて。

内容説明

私、田舎のしがない村娘サクヤ・ルーンはずっと勇者様に憧れていました。危機に颯爽と現れ、悪を滅ぼし、人々を救済する勇者様。…かくしてその人は実際私の前に現れました。私は彼をすぐに大好きになりました。でもそれは決して、彼が勇者だったからじゃありません。彼がトオルさんだったからです。…ねぇ、トオルさん。貴方に改変されたこの世界では今でも、ファルディオさんが、セシリアさんが、レイアさんが、魔王ヨルさんが―あらゆる生命が皆必死に戦っていますよ。聞こえていますか、トオルさん。私は―私達はいつまでも、貴方の帰還を、幸福を、笑顔を、心の底から願っています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yobata

30
トオルの願いが受理され、世界は魔法のない世界へ移行し始めた。半年間の執行猶予の中、審判委任者に選ばれたヨルとファルディオはセシリアとレイアと共に改変された世界を巡り、改変された世界への結論を見出す…。子供ながらにして残酷な程、優しく真っ直ぐなゆうしゃミカミトオルの冒険譚完結。魔法が使えなくなるという改変されていく世界の中で、魔物と人間のあり方を魔王と大魔導師,さらには教皇が一緒になって模索し、この世界を救った勇者を今度は世界が救うという大団円。ファルディオは本当小悪党であり大魔導師だったな。確かに→2015/09/20

わたー

15
★★★★★素晴らしい。前巻での、トオルの死からどのようなラストを迎えるのかとても気になっていたため、この結末には大満足だった。著者らしい、驚きのある展開も随所に仕込まれていてグッド。半年間の旅をやけに省略しているなと思っていたが、あの「代償」のための伏線だったとは。上手い落とし所だと思った。また、ラストバトルが熱かった。王道を外さずに、それでいてコメディも交える。流石、葵せきなだと。そして、別れのシーンでは思わず涙が。ファルディオは最後まで小悪党で最高に格好いい大魔導師だった。次回作にも期待している。2015/09/20

紫鈴

13
ルウもトオルもいない淋しい。トオルが考え、変わりつつある世界にさらなる困難が。初代審判者はトオルの関係者、というよりヒロキの血縁者だった。ラストは色々考えてみたけど、これが一番しっくりきた。ヴェリール村のゴムックス、欲しくなった。☆42017/08/29

ツバサ

13
スーリムが生き残るということ以外は大変満足です。ファンタジー小説の手本みたいな感じで最後は感動しました。ファルディオが終始トオルのお兄ちゃんで背中を押してましたね。全ての伏線を回収仕切ってこれ以上無い最終巻でした!葵せきな先生の作品をこれからも追っていきたいと思います。2016/04/21

東西

13
またマテゴみたいな重い展開が来たと思ったら、いやはやうまいなぁー 結構なボリュームだったけど、どんどん先を読みたくなる展開でとてもよかった いろいろな伏線も回収されたし 満足 ファルディオがほんとダイ大のポップみたい 最後の「ですぞぉ」は反則ww2015/12/18

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