内容説明
白金の長い髪、神秘的な青い瞳、蠱惑的な紅い唇―シャリア王国の王妹ルイーゼは、その美貌で貴族の視線を一身に集めていた。しかしその実態は…王女として育てられた王子。歴とした男だったのです！どＳなお付きのレクトルに悪態をつかれながらも、型破りな日々を送るルイーゼ。そして国を挙げての花婿選びの席で、自分と同じくらい美形なオレスという興味深い対象と出会うのだが、それは事件の始まりでもあって…？
著者等紹介
一石月下［イチイシゲッカ］
第２６回冬期ファンタジア大賞にて銀賞を受賞。受賞作を改稿、改題した『女装王子の深遠にして優雅なたくらみ』で富士見Ｌ文庫よりデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダージリン
31
笑いました～！王女として育てられた王子、ルイーゼが突き抜けた面白さです（笑）。欲を言えば、挿絵がないのがいろいろ残念です。2015/01/16
絳楸蘭
23
外見に見事騙された…。いや、女装王子とあるからそこは別にいいんだけどね。中身がぁぁぁ！！！！最後まで補正なく、徹頭徹尾ぶっ飛んだままなんて思ってもみなかった王子の性格。うん。ここまでされたら天晴れとしかいいようがない。自分の正体をいかに効果的にバラすかなんて普通は考えないし、固執しないでしょ！レクトルの髪が薄くならないことだけを切に願う(笑)2015/11/15
miku
19
何も考えないで笑いたいときには、ちょうどいいお騒がせドタバタコメディ。王女として育てられたルイーゼの正体はドS俺様破天荒王子。ちょっと展開がハチャメチャで残念な印象。面白いけど何かもの足りず…。2016/03/19
でんか
18
うーん、ふつう？女装もの/男装ものは好きなので読んでみた。女装男子が主人公。そこは珍しいかな、と思った。お話としては、先が読める作りだが、設定のインパクトで割合と面白く拝読。難を言えば、相手役の描写が薄く、いまひとつ存在感がなかったので主人公がどこに惹かれたのか良く分からなかった。アレンジの仕方でもうちょい面白くなりそうな気はするのだが。2018/03/07
ううち
18
俺様ナルシストな女装王子のファンタジー(魔術？)ありのドタバタコメディでした。世話係レクトルのツッコミが容赦ない。もうちょっと飴を使ってもいいのではないかと思うほどに。女装したオレスに、王子がざわつき悩んで悶えるシーンは笑えました。荒削りな所もある気がしますが、名前もシンプルで覚えやすくスピード感があって読みやすかったです。2015/08/20
