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出版社内容情報
カナタの呪力が姿を現す! そして行われるのは……殺し合い!?
《ベベル》第一人工空島地下都市へ運ばれたカナタは、呪力の本来の持ち主エミリー・ウィットベルンと出逢う。そして――「エミリー・ウィットベルンを殺さなければ、貴方は死ぬことになります」と告げられて――!?
内容説明
“魔甲蟲”という脅威によって地上を奪われ、天空の浮遊都市に人類が住まう世界。人類は魔力をもって“魔甲蟲”に対抗するウィザード―空戦魔導士を生み出していた。狂乱に陥ったカナタが運ばれたのは“ベベル”第一人工空島地下―教皇陛下のつくりし隠れ都市だった。カナタは自身に宿る呪力の源、エミリー・ウィットベルンと邂逅を果たすのだが…それは殺し合いの幕開けだった。冷酷に響くクリスの声。「三日以内にエミリー・ウィットベルンを殺さなければ、貴方は死ぬことになります」裏切り者と落ちこぼれ少女たちの学園バトルファンタジー!
著者等紹介
諸星悠[モロボシユウ]
第24回後期ファンタジア大賞、金賞受賞作『空戦魔導士候補生の教官』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スズ
42
狂乱に陥ったカナタは、人類共生派の人型魔甲蟲を率いる教皇陛下の治めるベベルの地下都市に移送される。そして、己に眠る呪力の核であった歴戦の人型魔甲蟲の少女エミリーと邂逅するが、彼女の寿命は残り僅かで…。カナタの力の正体や人類の殲滅と従属を狙うぜス一派の暗躍等、作中の根幹の秘密も明かされて緊迫感が増す中、教官を休業して生きる事を放棄するエミリーに生の執着を思い出させようと懸命なカナタがかっこいい。主人公達の本拠地に敵幹部がガッツリ乗り込んでくる展開が大好物なので、キルスティとの全力衝突はかなり楽しく読めました2020/02/15
よっち
27
狂乱に陥り教皇の地下都市に運ばれたカナタが、過去に自分に救ってくれた呪力の源・エミリーと邂逅し、三日以内に彼女をを殺さなければ自分が死ぬことになると告げられる第八弾。二択というよりもうそうするしかないと告げられ、エミリー自身も諦め気味な状況でしたけど、そこで安直に選ばずにまずエミリーの思いがどこにあるのかを探るあたりは、とてもカナタらしい選択でしたね。ぶつかりあったからこそ失わずにいられたこともあって、今回は大きな力を得ていい感じに収まりましたけど、ここからどういう展開になっていくのか、次巻が楽しみです。2015/10/21
ナカショー
25
カナタがミソラ達を放ったらかして1人強くなった第8巻。カナタに宿っていた呪力の本来の持ち主のエミリーを3日以内に殺さないと死ぬという運命を目の当たりにしても、それを素直に受け入れないところがカナタクオリティ。きちんとエミリーと向き合いしかも、メッチャパワーアップを果たしているから凄いですよねw次巻はE601小隊の活躍が見れるということで、次巻も楽しみです。2015/12/26
晦夢
13
主人公回とでも言うような少し番外編の様な感じ。教皇陛下のつくる隠れ都市に匿われたカナタはそこで自分の力の元と相対する。教え子をほっぽって強くなる回。しかしこのカナタは所々でイラッとするな。次巻はミソラたちの戦いが見れそうで楽しみ。2015/10/30
ツバサ
13
今回はこの作品の根幹となるものを説明してた。カナタ目線で終始進んでたからなんだか新鮮だった、今まではE601小隊がメインだったから。やっぱり裏の事情はカナタが担当するのかね。あとエミリーを殺さずに生かしたのはカナタらしいやり方で納得した、エミリーが可愛すぎるから是非ヒロイン候補に名乗り上げてほしいな。次巻はカナタ不在中のE601小隊の話だから楽しみ。2015/10/22