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出版社内容情報
覇者の御旗から弾かれたジュンたちは、ロクノン・キャンペーンをクリアするため赴いた第七軌道サランゴ島で、バロック・モンスターが現れるという異変に遭遇。調べてみたところ、各地で同様の事件が起こっていて!?
内容説明
スカイワールド―それは魔法と科学技術が同居する世界で、無数に浮かぶ島から島へと飛空艇で旅をするオンラインRPG。アミリィとリュカの計略によって、『覇者の御旗』から一時的に離れることになったジュンは、かすみたちと下層軌道のクエスト『ロクノン・キャンペーン』の攻略を目指していた。そんな中、霧とともに下層軌道ではありえない強さのモンスターを発生させるバロック・ピラーに遭遇する。第三軌道の状況を彷彿とさせるこの正体不明の存在が、スカイワールド各地で発見されていると知り、ジュンは不穏な予兆を感じはじめ―第一軌道目前の急展開、熱きオンライン冒険ファンタジー!!
著者等紹介
瀬尾つかさ[セオツカサ]
第十七回富士見ファンタジア長編小説大賞審査員賞受賞。『琥珀の心臓』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
50
幾ら何でも色々やらかし過ぎだろう主人公……。何でそんなに簡単に指輪とかあげちゃえるのー?ほんわかヒロインは可愛いだけでちゃんと関わりあえていないというか、ある意味物語からいつも爪弾きにされてるなあと思ったり。立ち位置か。色々考えつつクライマックス目前の十巻目。前線攻略からクーデータ―で追放されて、下層でのクエストでした。主人公の性格にしてもそうだけど、どこかで『冒険者』という役を演じているのかもしれない彼ら。きっとそこに色々な葛藤や想いがあって当然です。あと少し、彼らの冒険の終わりまで見守りたいと思います2015/07/01
まりも
37
「覇者の御旗」から左遷されたジュン一行が、第三軌道でクエストを攻略していく事になる話。前回から登場したファーストヒロインのアミリィがジュン一行に加わった事でより賑やかになりましたね。頼りになるタンクであると同時に良い弄られキャラポジションなアミリィの存在はカスミとは違った癒し具合があるなぁ。アミリィだけじゃなく他のヒロインsも其々ジュンとの今後について語り合ったりと、今回も読みごたえ十分でした。物語も終盤に入り核心部分に近づいて来た中、今後どうなるのか楽しみですね。2015/04/19
よっち
30
アミリィとリュカらの計略で一時的にギルドを離れ、かすみたちと下層軌道のクエスト『ロクノン・キャンペーン』の攻略を目指す第十弾。今回は攻略が最終局面を迎えつつあることを感じさせる中で、らしさを取り戻しつつあるジュンと女の子たちの今後も話し合われましたが、併せて前巻登場したアミリィのポジション、これまでの5人組の足りない部分を埋める存在感を再確認した巻だったかなと。アリスやサクヤの伝言からするとまだ何かありそうですが、何より深謀遠慮で各方面にコネを持つリュカの小学生とは思えない政治力にはびっくりでした(苦笑)2015/04/18
わたー
18
★★★★★物語も佳境に入ったことで盛り上がりが半端なく、面白かった。成長してもぺっぽこぶりは変わらなく、いい弄られキャラ兼魅力的なヒロインとなったアミリィがよかった。左遷させられ、前線から遠ざけられたことにより、ようやくいつもの調子を取り戻してきたジュン。彼とパーティーメンバーとの掛け合いを待ち望んでいたので本当によかった。大きな転換点を迎えたスカイワールドがどうなっていくのか見ものだ。それにしても、遂にスピードワゴン財団並みのネットワークを構築し、ジュンたちの手綱を握る超小学生のリュカには笑った。2015/04/19
東西
14
さて、ヒロインの退場に続いて、今巻はきな臭い動きがついに現実のものとなって次巻へ、と 次で終わりかな それにしても、大規模レイドなせいもあるが、ラストダンジョンはしょりすぎだろw 話の転換点で重要キャラが死ぬことの多い瀬尾作品だけど、今回はどうも違うようで、どうなるかな2015/05/17