富士見L文庫<br> ご恩、お売りします。―恩屋のつれづれ商売日誌

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富士見L文庫
ご恩、お売りします。―恩屋のつれづれ商売日誌

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784040703985
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

都市伝説としてひそやかに語られる「恩屋」さん。彼に頼めば、どんな願いも無償で叶えてくれるという。恩屋が請求するのは、その恩を忘れないこと。ただそれだけ。仕事に悩むTVディレクター、彼氏が欲しい女子大生、家族を救いたい女の子など、今日もさまざまな悩みを抱えた人が、彼を頼りに扉をたたく…。「畏まりました。恩屋幸太郎、あなたに恩を売らせていただきます」都心の雑居ビルに住まう和装の魔法使いが、訪れる人の心を解きほぐす。

著者等紹介

朝倉景太郎[アサクラケイタロウ]
第一回ラノベ文芸賞審査員特別賞受賞。受賞作「恩屋の流儀」を改題、改稿した『ご恩、お売りします。―恩屋のつれづれ商売日誌』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ううち

25
表紙の和服男子に一目惚れ。なんとも不思議で切ない体質?の主人公。事件はハード目ですが、全てのお話が絶妙に絡み合っていて読みやすく面白かったです。最後のお話はもしやと思って期待してしまいました。これがデビュー作とはすごいですね。続きも読みたいです。2015/03/13

にに

24
「面白そうだけど、薄っぺらい結末かな」とか思いつつ購入したあの時の自分を叱り飛ばしたい。それぐらい面白かった。伏線もたくさんあってワクワクしたし、恩屋さんの「体質」の設定も良かった。最終話なんて泣いてしまったし、本当に恩屋さん良い人。ぜひ二巻の発売を希望!_________「恩屋幸太郎を、今後ともご贔屓に」2015/11/19

はな

24
図書館本。周りの人が1週間たつと、自分とかかわっていた記憶を無くしてしまうというのはどんなに喪失感が大きいのだろうかと感じる。どうしてそんなことになってしまったのか、過去のストーリーとか家族の話も知れたらいいなぁって思う。続編が出れば読みたい。2015/01/21

ぷに

22
フォロワーさんの感想と表紙を見て購入。1週間しか人の記憶にとどまることが出来ない恩屋さん、切なすぎる… 人に忘れられてしまうと覚悟しながら人と関わる勇気はどれほどのものなのだろうと、自分に置き換えても想像しがたいくらいつらいものだと思う。それでも人と関わる恩屋さんは人が好きなんだなぁって思いました。最後の『恩屋の流儀』にはうるっとさせられました。2015/04/11

サラ

17
和装のイケメンにつられて。新人さんとは思えない、素晴らしい作品だった!オムニバス式の4つの物語が絶妙に絡み合っていて、読みながら「もしかして...」と推理するのが楽しい。主人公の恩屋さんの丁寧な物腰と、それとは裏腹の無双っぷりがたまらなくかっこいい!けれど彼が抱える問題は非常に深刻で、どの章も読み終わると切なくなった。常人なら気が狂いかねない。最後の翔子ちゃんの涙に、私まで少しだけ救われた。ぜひシリーズ化して、たくさんの人に読んでほしい作品。埋れているのが本当に惜しい。個人的に今年一番の傑作だと思う。2014/11/25

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