富士見L文庫<br> 貴族令嬢アイルの事件簿―偽学生、はじめました。

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富士見L文庫
貴族令嬢アイルの事件簿―偽学生、はじめました。

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  • サイズ 文庫判/ページ数 328p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784040703053
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

19世紀英国―女性の権利拡張に燃えるお転婆お嬢様アイルは、その逸脱した行動によって、ついに女学院を退学になってしまった。実家に戻ったアイルの前に、エリックと名乗る病弱な少年が現れる。彼は兄の死の真相を調べるため、アイルの父親が理事を務める学校に転校を希望していた。病に倒れた彼の代わりに、アイルは自らが転入すると宣言!しかしそこは男子校で…。「間違っているのは、女学生をうけいれない向こうよね」アイルは、誰にもバレずに事件の真相を突きとめられるのか―?

著者等紹介

橘香いくの[タチバナイクノ]
1995年『嘘つきな天使たち』(集英社コバルト文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめありす@灯れ松明の火

52
所々要所を太字で表示している所とか、会話と地の文の繋がり方とかがなんとなく往年のライトノベルを彷彿とさせるなあと思っていたら、やっぱり長いキャリアをお持ちの方でした。女性であることを枷にしたくない割に、嗜みとしての気絶をあっさり駆使しちゃう所など、おてんばなお嬢様そのもののアイルが微笑ましくもあり突っ込みどころ満載だと感じたりしました。恋愛に関しては、そっち行くのかなーと思った方に全く行かず、かといって逆ハーレム状態にもならず、このままでいいよ!という感じです。むしろ、謎の七人委員の他の委員が気になる……2015/03/22

ダージリン

30
全寮制男子校を舞台にしたミステリー。ヒロインの猪突猛進ぶりに最初は引き気味でしたが、憎めないキャラで、いい感じに事件の中心部分に突っ込んでいき、フォローする、ウィルやデレク達が頼もしい(笑)。続けば、恋愛方面にも面白いことが起きそうなので、ぜひ続きが読みたいです!2014/08/20

ななりー

29
大好きな作家さん。橘香いくの先生のコラフェリシリーズは私の青春時代のバイブルでした。中世の雰囲気漂う世界観と、貴族の子息令嬢が出てくる設定。作者色が色濃く出ていて楽しめる作品でした。男子校内で起きた不審な自殺事件を調査するため、男装して潜入するお嬢様アイル。王道な設定ですが、アイルの突き抜けた性格と個性的な学友達がストーリーを盛り上げます。まだまだ男尊女卑が蔓延っている中で、女性でも色々なことに挑戦したい、男性と対等でいたいという彼女は応援したくなりました。ちょこっと恋の予感もしていて次巻が気になります。2016/03/14

Koto

16
好奇心旺盛、お転婆なお嬢様アイルは、数々の目に余る行動で女学院を退学。実家に戻って出会ったのが兄を亡くしたという少年。彼の代わりに死の真相を探るため男装したアイルは男子校に潜入することに。舞台は19世紀の英国。女性がまだまだ社会に出て行くことが難しい世の中でアイルは声をあげ続ける。登場人物が多く一人一人の認識が薄い。もう少し長くして魅力を伝えて欲しかった。謎の解決部分が引っ張った割にはあっさりであれ?という感じ。それでも雰囲気は好みです。パブリックの様子をもっと読んでみたい。2014/12/19

よっしー

13
タイトルと表紙絵で読みました。 貴族令嬢であるアイルが令嬢という枠を蹴破り、かつ男子校に潜入。確実にお父様が知れば卒倒ものだろうなと思いながら読み進めました。 事件は蓋を開けてみればかなりシンプルでしたが…そこにたどり着くまでの色々が楽しめました。 問題は、カタカナ名が多くて、名前と立場が一致しないこと(笑 とりあえず、続編へ進みます!!2015/06/25

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