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内容説明
記憶喪失だった相良良晴と小早川隆景が率いる村上水軍を、竹中半兵衛の機略で辛くも打ち破った織田信奈。戦いの最中で記憶を取り戻した良晴は織田家に帰参し、信奈との道ならぬ恋も、今川義元との偽装結婚によって解決“?”、信奈自慢の安土城も完成するなど、織田家はお祝いムードに包まれていた。だが、関東では不倶戴天のはずの“越後の龍”上杉謙信と“甲斐の虎”武田信玄が手を結び、ともに上洛を開始していた。信奈討伐のため、圧倒的な強さで進軍する越後軍。人であることを捨て、神として生きる少女を前に、良晴は―!?大人気戦国ラブコメ、絶体絶命の12巻!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
32
今回は挿絵がなかったのが残念だったけれども、読みごたえは十分。上杉謙信を毘沙門天から人へ戻していくのが今回の白眉と言える。放逐されたところでこれは意図的なものだろうとは思ってたけれど、いざその通りの展開になっても胸が熱くなった。2014/10/19
まりも
31
手取川の戦い編という事で上杉謙信回。全国版になってから良晴ハーレムがすごい勢いで加速してるな。上杉謙信が毘沙門天の呪縛から解き放ち恋する乙女に変える事に躊躇しない辺り良晴もかなり成長しましたね。謙信だけじゃなく義元や勝家といった活躍の機会が少ないキャラにも見せ場を作ったりと今回はかなり濃い1冊でした。ただのあほの子だと思っていた義元ちゃんの株がうなぎ上りだったな。唯一残念だったのは挿絵とカラーイラストが無かったことか。2014/10/22
Yobata
26
記憶を取り戻した良晴は織田家に帰参しついに完成を迎える安土城を目前に控えていたが、毛利を始め,武田,上杉,北条による織田包囲網が完成し再び窮地に立たされる。その中でも自身を毘沙門天として生きる越後の上杉謙信は信奈の天岩戸に激怒しいち早く安土へ。そこで良晴に出会うも…。謙信ちゃん回。毘沙門天,人間ではなく神であると自分のことを言っちゃうちょっと痛い子wだけど超絶美少女故に家臣から求婚されたりと人としての自由な生き方が出来ず,毘沙門天という形で過去に囚われてしまった少女。安土城完成の祭りに乗じて織田領に→2014/10/18
SEGA
22
信玄さんや3人のおじさんたちをはじめ、多くの人たちに愛されていながらもずっと孤独だった謙信さん、良晴ならずとも幸せになって欲しいと思わされますね。小早川さんと並ぶ双璧のヒロイン謙信さんと勝家さんとの一騎打ちには胸が熱くなりました。ところで採点お姉様にもっと出番がないかしら。2014/12/06
わたー
22
★★★★★物語の途中から参戦するヒロインはなぜこうも可愛いのか。今回は、謙信を毘沙門天から人の身に落とすために、無双の女たらしが東奔西走する話。よかった。毘沙門天という己が課した呪縛に囚われながらも、本当はただの女の子である謙信。その心を救おうとする良晴。熱かった。唯一、挿絵が無いことが残念かな。イラストで見たかったシーンがいっぱいあったのに。また、大友宗麟や島津四姉妹など気になる単語もあったので楽しみ。豊臣子飼いの武将たちが活躍する話も短編集の方で是非。2014/11/03
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