- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 富士見ファンタジア文庫
出版社内容情報
三好三人衆との合戦中、猫と笑いを崇める本猫寺から狙撃された織田軍。良晴は本猫寺に使者として向かうが、信者たちは、ある予言を信じており……。全面改稿&書き下ろし短編も収録の完全版「信奈」第6巻!!
内容説明
浅井・朝倉連合軍を辛くも退けたのもつかの間。今度は四国に逃亡していた三好三人衆が挙兵!迎撃する織田軍勢だったが、猫と笑いを信奉する本猫寺からの突然の狙撃に見舞われる。命からがら撤退した織田軍は、良晴を和睦の使者として本猫寺へ送り出す。そこで待っていたのは、本猫寺の「笑わせる門」と「笑わない門」、先代当主の残した「悪しき予言」だった。現当主・猫耳娘けんにょと会見し、織田家への狙撃の真相、本猫寺にまつわる謎に迫る良晴だが、過激派の信者に監禁されてしまい、処刑の危機に…!?著者全面改稿&書き下ろし短編も収録の「織田信奈」完全版第6巻!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
23
今回はシリアス色薄めでコメディ寄り。本猫寺側の描写が増えて内容に厚みが出てきたかな。長秀お姉さんの採点芸の流れが特に面白すぎた。2017/01/14
ナカショー
15
笑ってはいけない織田信奈。長秀の採点癖の理由が明らかになったり、信奈が良晴に心を開いて2人きりのときに見せてた甘々っぷりがたまらなかったです。そして久しぶりの登場である今川義元はらしいといえばらしい出落ちの仕方でしたねw2016/10/31
Yobata
15
全国版,再読。本猫寺編。この巻の改稿具合はほぼ新作だなw?四国に逃げた三好三人衆との野田・福島の合戦から本猫寺との対立に入る経緯や、本猫寺の八世当主れんにょの生涯を土台にした,なぜ本猫寺が「笑い」に拘ってるのかを物語で詳細に描いてあった。そのため本猫寺内でも「笑わない門」「笑わせる門」なるものがあり、蹴鞠フィーバーで良晴ハーレムの話は一切なかったね。れんにょの口伝による悪い予言,筆伝による良い予言と矛盾した予言の中でどちらを信じるかでこの荒れた世の中で抗戦派と和平派で別れてしまう強大になりすぎた本猫寺。→2015/09/19
珈琲好き
9
文章や設定は雑だが全体の構成は上手い。前半はノベルズにありそうな架空戦記物、後半はパロディー。歴史ファンタジーで自己パロディーに成功してる作品なんて珍しいだろう。if戦国をやりつつパロディー要素を維持できてるのがこの小説の価値あるところ。あと嫉妬深い女が権力を持つことの恐さがよく出てる。権力者の気まぐれに生殺与奪が握られるワイルドスワン的なホラー。/戦略より文化財を優先する朝倉さんは悪役ながら好感持てる。2015/09/30
ダイ
4
全国版の6巻読みました。この巻は7割ほど書き直しをされていて先を楽しみながら読めました。コメディの方は「笑ってはいけない織田信奈」が追加されてましたね。長秀の採点癖の経緯は笑ってしました。また、本猫寺での南蛮蹴鞠を伝えた良晴のモテモテぶりも無くなってました。それでも孫市には惚れられてましたが。あと、三好三人衆との戦や本猫寺の対立の部分や過去などがかなり掘り下げされてました。それと南蛮蹴鞠の試合をするところは残っていました。巻末短編は6巻の後日談でした。元康のあの有名な話は暴露されなくて本当によかったです。2015/10/02
-
- 和書
- 物権法の世界