- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 富士見ファンタジア文庫
内容説明
二千年前、異世界メイデーアに悪名を轟かせた三人の魔王。勇者に討たれた彼らは、今は日本で高校生活を送っていた。『なぜ我々は勇者に殺されなければならなかったのか』それだけを考え続けていた彼らの前に、あの勇者が現れる!「懺悔は十分に済んだだろう、魔王共。ならば、お前たちのしでかした事が何だったのか、その目で確かめてみるんだな」そうして再び勇者に殺された三人は、戦争前夜のメイデーアへと帰ってきた。かつてを上回る強大な魔力を手にして…。“黒魔王”トール、“紅魔女”マキア、“白賢者”ユリシス。前世の罪を清算するための、最強魔王たちの戦いはこれからだ!
著者等紹介
かっぱ同盟[カッパドウメイ]
福岡出身。「小説家になろう」で複数の小説を連載し、『僕の嫁の、物騒な嫁入り事情と大魔獣』(アルファポリス)で書籍デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瀧ながれ
25
過去世で、勇者に討たれた魔王だった記憶を持つ、三人の高校生。彼らの前に再び勇者が現れて、自分たちの死後の様子を見ろ!と再びもとの世界に転生することに。…じゃあ冒頭の、現代高校生時代、いらなくない?と思っていたら、全貌は、「転生」について驚く設定がついていた。おぉ、これは、これは切ない辛い。どう言葉をかけたらいいかわからない。とりあえず2巻も読んでから考えよう。2015/12/11
ケンケン
15
視点切り替えが多いけど、ほぼ共通のシーンなので混乱なく読めました。マキアが可愛くて、ロリババァ(転生をくりかえしてるので精神だけですが)とは思えませんw トールとの文通のやりとりがほのぼのとして何だかニヤニヤしましす。話のスケールが大きくなって終わったのがちょっと残念。ロリっ娘描くのが上手い作者なので世界の終焉とかどうでも良い……マキアとトールの日常だけで良かったかも。2014/07/21
サキイカスルメ
14
幼な妻は私も最高だと思います。このお話のメインヒロインは身体が幼女、精神年齢は200年を超えるロリババア様ですが……可愛かったからよし。あ、ペルセリスは正真正銘幼な妻だ。異世界メイデーアで勇者に討たれた魔王三人が、現代に転生後、またメイデーアに転生することになるお話。面白かったです。最初の現代の話が短すぎて必要だったのかな……?と思ってしまったのは内緒。きっと伏線があるんだよね、うん。視点が変わりますが、時間軸は変わらないので読みやすかった。前半ほのぼの、後半どシリアスでした。続きが楽しみです。2014/07/23
お味噌
13
タイトルに惹かれ、購入!異世界からの地球へ転生物かと思ってたら……直ぐに異世界に戻っちゃった(転生)!!!中盤は平和ほのぼのって感じで、トールとマキアの掛け合いに萌えましたね。マキアの悪魔女っぷりに騙されそうっと思ったら、やっぱりトールのこと好きなのねwww後半のシリアス部分では過去が明らかになり。ユリシスが嫁と息子の酷い最後を知ったところが一番可哀想でした;;マキアも両親との別れは胸にグットくるものがありましたね。次の刊も買ってあるのでさっそく読もうかな^^2015/06/09
ジュン
13
色々切ない物語。何故かなんて分からないまま、今に対してできる選択の中から選びたい選択をして、その結果を突きつけられて……。ひどく不安定な均衡、いつ崩れるか分からないけど、そう遠くない予兆を感じながら笑い、ふざけあう日常描写が、儚いからこそ凄く綺麗に感じる。続編も楽しみ。2014/07/22
-
- 和書
- アウトブリード 河出文庫