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内容説明
真霜八千代の里帰りに付き添って真霜家を訪れた藤倉冬麻は、生き別れとなっていた姉・真霜雪姫との出会いを果たし、喜びの中にあった。しかし、それをあざ笑うかのように『真霜の巫女』が殺されるという恐るべき事件が発生する。いったい誰が、何の目的で、真霜家の最重要人物を?深い悲しみと混乱に陥る冬麻だったが、そこに長峰亮平の救いの手が伸ばされ、ふたりは事件解決に動き出す。だが、犯人を追う彼らの前に、真霜家の根深い因襲が立ちはだかる―「謎を解き明かして、帰るんだ。みんながいる御城学園に」今ここに、すべての真相が明かされる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
37
もう二度と読めないだろうと思っていた物語にもう一度会えただけでも僥倖。な完結編でした。欲を言えば一巻から張り続けた伏線を回収して欲しかった~。琴ちゃん達藤倉ファミリーにも出てきて欲しかった!結局冬麻は誰を選ぶのかな、と思ったけど誰も選ばない。そうですか。長峰さんとみどりさんの子供は何て名前になるのかしら。長峰さんが涼平さん、妹が泉ちゃん、奥さんがみどりさんだから水っぽい涼やかな名前がいいかな。皐(さつき)ちゃんとか澪ちゃんとか滴(しずく)ちゃん……は九樹宮さんがいるから駄目か。等と真剣に考えてしまいました2015/03/23
藤崎
5
シリーズ開始から12年の長きに渡り、一休みしたり寄り道しながら続いたL・O・V・Eミステリー、とうとう完結。しかしマシンガントークで裏事情暴露しまくってるにも関わらず「語りつくせぬ」感がすごいというか、どんだけ醸成された設定ですかと。そして薄々気づいていたけど八千代ちゃんが神から愛されすぎというか完全にメインヒロイン。つーか都が登場した直後のモノローグ、ものの2ページで「巫城のお嬢様」って6回も連呼されまくってて爆笑した・・・これがヒロイン格差か。そんな、一つの時代のおしまいを感じて、名残惜しい終幕でした2015/06/23
電柱
2
前作の一巻から読んでいて、好きなシリーズで今回も良かっただけに最終巻なのは寂しい。お姉ちゃんの顛末は賛否あるだろうけど、これで良かったと思う。しかし、全て物語に決着がついたわけではないので、ここで終わりは本当に惜しい。・・てか、泉ちゃん空気過ぎやで・・2015/01/24
はつかねずみ
2
完結、なんだけど祝・完結、というより「え、これで完結なの?」と言う感じ。最後まできちんと締めてくれたことは凄く嬉しいし内容も十分面白いんだけど、なんか真霜の家を中心に風呂敷を広げるための話にも感じた。S棟の面々の大半が収束の辺りからしか出番がないとか、脳内で自己完結していく描写の少なさとか、全体的ないちゃいちゃ成分の少なさとか、正直物足りない感を助長してると思う。富士ミスじゃなくなったんだし、謎解きとか全くないラブコメ巻でも出してほしかったなあ……ちょっと残念だわ。とりあえず、やっぱり八千代可愛い。2015/01/22
Amethysteria
0
私たちは富士ミスを語り継がねばならない……