富士見ファンタジア文庫<br> S.I.R.E.N.―次世代新生物統合研究特区

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富士見ファンタジア文庫
S.I.R.E.N.―次世代新生物統合研究特区

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  • サイズ 文庫判/ページ数 286p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784040700915
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

次世代新生物―それは竜や妖精という空想の産物を再現した生命工学の結晶。その最先端研究エリア『SIREN』の学生・ミソラは、街を彷徨う天使型バイオテスタの少女と出会う。創造主=母を探す少女・フィアを手助けするミソラだが、手がかりとなる創造主の名前“アナスタシア”には聞き覚えがあった。それはミソラを育て、命を救った師と同じ名前で―「ミソラ、いつか巡りあう本物の天使をどうか守ってあげて」中央統合樹、そして福音機関イスカリオテに狙われる少女を守るため、ミソラはその身に宿る力『方程式』を解放する。人の科学と神の幻想が交差する時、天使の永唱が響きだす!

著者等紹介

細音啓[サザネケイ]
『黄昏色の詠使い』にて第18回ファンタジア長編小説大賞佳作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめありす@灯れ松明の火

47
あの子はたった一人の本物で、それゆえに仲間は誰ひとりもいない。黄昏の蛇に唆される間でもなく、禁断の智慧の実を一口齧って、覚えてしまった罪"寂しい""貴方に会いたい"振り返る時、扉は既に固く閉ざされて、叩きつける拳が血に塗れても、もう永劫開かない。闇の中で蹲り、特異の翼は力なく垂れ下がる。涙にぬれた羽根、重たくなって動けなくない独りぼっちの天使を、どうか救って。これは追放された楽園を目指して、二人並んで歩み始めた、少年と少女の物語。どんな空にも飛び立てる天使の羽根も、今はいらない。二人並んで、歩んでいこう。2014/08/15

まりも

25
細音啓の新作。設定が今までの作品と繋がっているため過去作に出てきた用語や技術が色々出ており相変わらず凝った世界観だなぁと感心しました。出てくる用語が思いっきり黄昏色を思い出させるし舞台はエデン、イリスに似ているので今後過去作からのゲストキャラも期待できそう。今回は説明や人物紹介がメインという事もあってか展開はあっさりしていましたがこの優しい雰囲気は好きだな。これから先シャオ、ツァリ達もゲストとして出てきそうな気もするし次巻も楽しみ。2014/04/20

ナカショー

16
面白かった!1巻は世界観や能力の説明がメインだったので次の展開に期待です。あと、どうせならフィア以外の他のバイオテスタのイラストも見たかったです。2015/05/18

紅羽

13
世界観や作品の雰囲気は良いと思うのですが、中々物語というか文章が頭に入って来なかった。ようやくちょっと面白いかなと感じ始めたのは中盤をやや過ぎてからでしょうか。無邪気で純真なフィアは可愛いのですが、何故か主人公には感情移入出来ませんでした。でもまだ始まったばかりの作品ですから、これからに期待します。2014/04/26

記憶喪失した男

12
衝撃的な幻想概念を描き出す実力派ラノベ作家細音啓のSFファンタジー。独創性もあるし、見せ場もある。この作者の書くものは大好きで、もっとたくさん読んでいきたい。2022/04/16

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