- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 富士見ファンタジア文庫
内容説明
賞品の『遺体』を手に入れるため、ハルトゲン公国の武芸大会に出場したトールとフレドリカ。無事予選通過を果たすも、双子のチャイカの策略によってチャイカ、アカリ、ニーヴァが捕らわれてしまう。引き渡しの条件として、これまで集めてきた『遺体』との交換を提案されるのだが…。「トールにとって、一番大事なのは、何?」チャイカの望みを叶える事。それがトールの…。ではそのためのチャイカの死は?生命と目的。決断を迫られるトールが出す答えは…。絶望と希望が交錯する中、真の『黒』が姿を現し、ついにすべての『遺体』が揃う!
著者等紹介
榊一郎[サカキイチロウ]
「軽小説屋」と自称。第9回ファンタジア長編小説大賞準入選作『ドラゴンズ・ウィル』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yobata
28
チャイカとアカリが人質に取られ、大会に出場し全ての遺体を回収したのちでの交換条件を言い渡されたトール。引き渡すか見捨てるか…乱破師としては喜怒哀楽がありすぎて二流どまりだと言われるトールは乱破師の里で乱破師として教え込まれた当たり前が自分の生き方として正しいかが問われる…。チャイカにも生きる意味,遺体を求める意味が求められ…。武闘大会の下巻…かと思ったらまだ続くねwしかも“チャイカ”の存在意義,ギイの正体,さらにはギイの手先としてジレットが蘇り、最期にはガズ皇帝も復活するという世界が一気に3倍ぐらいに→2014/04/19
た〜
24
シリーズ当初は「スクラップド・プリンセス」の焼き直しかと思っていたら、いつのまにやら「イコノクラスト」に近い雰囲気になってきた。色々と謎が明かされてクライマックス目前2017/04/12
まりも
23
いよいよ最後が近づいてきましたね。今回は後編にも関わらず大した盛り上がりも無く進んでいくなぁと思っていたら物語後半で一気に来ましたね。チャイカに関わらる伏線もほとんど回収し黒榊の本領発揮といった感じ。トールのパワーアップ、禁断皇帝の復活と盛り上げるだけ盛りあげて次巻に続くですか。赤チャイカのヒロイン力も上がる一方だしどのような結末を迎えるのか楽しみだ。2014/04/23
まるぼろ
21
さて今巻はアルトゥール・ガズが復活し、トールがクラスチェンジして戻ってくるまでのお話です。ただこの巻はトールが乱破師と言う枠に囚われる事無くどう生きたいのかを問いなおすと言う意味で重要な巻だったと思います。そういう意味でもこの間のヒロインは囚われていたチャイカ達3人では無くフレデリカだったな、と。そのチャイカ達も前半はちょっと緊張感が足らなかったですが、後半に入ってからはなし崩し的に最終局面に雪崩れ込む展開に。色んな意味でチャイカの危機的状況にトールも何とか間に合い…次巻も楽しみです。2016/09/03
sskitto0504
20
やっぱり死んでなかった…そしてなんだか色んな色のチャイカ出てきたが、モブでしたね…ついにラスボス登場で佳境に突入ですね。それにしても集めていた遺体をあーやって復活するとは思えなかった…かなりグロいですね…次の巻からのチャイカ達は気になるが、トールは不死身になったんだし、ハーレムエンドかなぁ…次からのチャイカ達がどーするのかは2014/06/30