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内容説明
私はセシリア・シヴィル。女神教会の騎士であり、現在は勇者ミカミ・トオルとともに旅をしている。トオルからは師匠などと呼ばれていて…恥ずかしいが、光栄でもあるかな。さて、魔人ゲインの襲撃により重傷を負い、“先端医療開発特区・ナルス”に担ぎ込まれた私たち。気がつけばカプセルのようなものに寝かされていて、外に出てみれば私のことを探しに来たトオルに裸を見られてしまって、そして、ファルディオとルウがテロリストとして追われていると聞かされ…。これから語られるのは、ナルス史上最悪の事件の顛末と、そして―私、セシリア・シヴィルの、最後の一週間の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
25
今回はシリアス中心のコメディ少な目。この人がシリアスぶっこんでくる時はすごく中途半端な出来になるんだよなぁ。トリックを入れたりはしてるけど展開が予想しやすいので何の驚きもないまま終わってしまいましたね。もう少し話に明るさも欲しかったです。今回がセシリア回という事は次はファルディオ回になるんでしょうか。ファルディオがメインならギャグにも期待できそうだし楽しみです。2014/04/23
Yobata
23
魔人ゲインの襲撃により満身創痍になったセシリア達は医療の町ナルスに運び込まれる。セシリアは目覚めるとカプセルのようなものに寝かされており、なんとファルディオとルウが病院を襲撃して警察から追われてる身になっていた。なんとか事情を聞こうと探し回るもそれが最悪の事件の引き金となっていき…セシリア・シヴィル最後の一週間の物語。衝撃のあらすじ,衝撃のプロローグから始まる今回はその張本人セシリアの語りで物語が語られる。目覚めてすぐ全裸見られたりサクヤとはトオルを巡って静かなる闘争が繰り広げられたりと葵作品ならではの→2014/04/19
謡遥
20
ファルディオの闇落ちはこれからもっと活用されてしかるべきだと思います。あまりふざけてなくてよかった。ギャグなしでシリアス極振りでも良い気がしてきました。逆も然り。葵せきなさんそれでやってみれば?と思ったり。2014/04/24
ツバサ
16
ひたすらシリアスな話で、最後は切ない展開で泣ける。落ち込んでたトオルとサクヤの背中を押すファルディオが年長者らしくてカッコ良かった。次巻は遂にファルディオ回ということで今まで貼られてきた伏線をどう回収するのか凄い楽しみ。2016/03/10
sion
15
最後の一週間ってそういう事だったのね…。研究は人の役に立つけど非人道的すぎるのはちょっと…。やっぱりトオルの心には大きな闇があったか。純粋さゆえかな。良くも悪くもお兄さんそっくりだったんだね。2014/04/27