富士見新時代小説文庫 口入れ屋お千恵繁盛記〈２〉

桑島 かおり【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2014/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 250p／高さ 15cm
• 商品コード 9784040700571
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

たおやかに、しなやかに。女人の“働く”幸せ探します評判の深川三好町「百合花」は、女性の仕事を専門に請け負う口入れ屋。ある日「百合花」で働きたいという、若い町娘のお文が現れた。彼女の存在が、女主人・千恵自身の哀しき過去にまつわる事件の引き金となる……。

桑島　かおり［クワジマ　カオリ］
著・文・その他

卯月　みゆき［ウヅキ　ミユキ］
イラスト

内容説明

江戸中でも評判の深川三好町「百合花」は、仕事を探す女人のための口入れ屋。若草色の暖簾を潜れば、元々は武家の娘であった女主人・千恵の優しい笑顔が、今日も悩み惑う女たちを待っている。そんな「百合花」で働きたいという町娘―お文。一見すると真面目な彼女が抱える事情が、千恵自身の哀しい過去にまつわる事件へ繋がっていく…。

著者等紹介

桑島かおり［クワジマカオリ］
福井県出身。「野球小僧野球青春小説特別号ＣＲＯＳＳ（短編『女子マネ奮闘中！』）」（白夜書房）でデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[カピバラ]

おふみの話が良かった。気丈な千恵が家族を取り戻したおふみが羨ましいと泣くシーンが印象的。

2015/01/04

[豆乳くま]

口入れ屋百合花シリーズ第二弾。「鍵屋〜」で有名な花火師になりたい娘の話は良かった。前作より安定感があるように思う。千恵の弟の事件で、加害者に身勝手ないいががりのような新たな事件をおこされ千恵は更に巻き込まれる。弦巻のお陰で難を逃れる千恵だが弦巻との関係も抜き差しならなくなりそう。やはり身分違いは越えられない垣根なのかしら。やきもきしながら続きを。

2015/03/25

[るぅく]

江戸物なのですが、現代っぽい表現もあったりして、さらりと読めます。が、どの点とは明確に言えないのですが、もう一声な気がする。ある程度都合がよく進むのはわかるのですが、良すぎちゃうのかな。。。うむむ。と、探りつつですが、次の巻も読んでみようと思います。また感想は書き直すかも。

2014/09/02

[ごへいもち]

ちょっと楽しいシーンも

2023/06/03

[あかんべ]

一巻を飛ばしているせいか、ちょっと薄味に感じた。もうちよっと登場人物にアクと色が強ければよかったのに。

2015/11/05