- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 富士見ファンタジア文庫
出版社内容情報
八英雄のひとりシュテファンが統べるハルトゲン公国では、<皇帝の遺体>を賞品とした武術大会が開催されるという。噂を聞きつけた一行は参加を画策するのだが、遺体を狙う勢力は、白のチャイカだけではなかった!
内容説明
禁断皇帝アルトゥール・ガズを討ち滅ぼした『八英雄』のひとり―シュテファン・ハルトゲン公王。彼が統べるハルトゲン公国で開催される武闘大会の賞品は、なんと『皇帝の遺体』そのものであるという。しかも公王の傍らには、双子のようにそっくりな二人の“黒き”チャイカが付き従っていた―。優勝して『遺体』を手に入れるために、大会への参加を企図するトールたちは、それぞれ同じ目的で集った紅チャイカとダウィード、そしてジレット隊のヴィヴィとニコライと、因業深き再会を果たす。三者三様の想いと、仄暗き策謀が渦巻く武闘大会の“戦場”で、命を賭した争闘の幕が切って落とされた!
著者等紹介
榊一郎[サカキイチロウ]
第9回ファンタジア長編小説大賞準入選作『ドラゴンズ・ウィル』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yobata
30
武人として有名な八英雄の一人シュテファン・ハルトゲン公王が開催する武闘大会の商品がなんと“遺体”であると知ったチャイカ達は一路ハルトゲン公国へ。その公王の側にはなんと双子の銀髪紫眼の“チャイカ”がいて、さらにはトールの乱破師としての先輩シンの姿もいた。罠であることを覚悟に武闘大会へ出場するも…。武闘大会編上巻。黒チャイカがついに登場。しかもアリーナ,イリーナという双子。庇護能力を使いなんと遺体を所持していた英雄の庇護下に入るという荒技に大会を開いて他のチャイカを誘き寄せるというさらなる荒技のチャイカ。→2014/04/06
た〜
27
ラノベにはあまり見られない血生臭い(でもこの著者にはありがち)場面が多かった。新たなチャイカは双子で服装もお腹も黒かった。2014/04/27
sskitto0504
24
黒チャイカ登場ですね。徐々にチャイカの謎が明かされてるような、より謎が深くなっているような…それにしても紅チャイカのデレは可愛いですね。テンプレツンデレですが、いいキャラです。続きとなる次の巻も楽しみです。2014/06/30
まりも
22
流石は榊一郎。押さえるべきところはちゃんと押さえられているので安心して読めますね。黒チャイカが登場することで益々謎が増えてきているな。赤チャイカたちとの共闘やフレデリカとの交流と王道的なアツい展開とほのぼの要素が毎回ちゃんとあるのがいいですね。赤チャイカ可愛いよ赤チャイカ。白チャイカ達が捕まるという所で終わってしまったわけですが次巻はどのようにしてトールが兄貴分を超えるのかが楽しみです。2014/01/23
まるぼろ
19
さて今巻は双子のチャイカ…アリーナとイリーナが登場。その双子と六英雄の一人、シュテファン・ハルトゲン公王のいるハルトゲン公国で行われている武闘大会の予選終了までのお話です。まずトールとアカリの兄弟子でもあるシンについてですが、どうにもしっかりと強敵ですね…。トール達と違って完成された乱破師然としていて付け入る隙が無い様に見えますが、はてさて。今巻でもしっかり紅チャイカやヴィヴィ達も登場、作中で共闘していますが、姿形は変わっても中身はヴィヴィのまんまなんで安心しますね…w しかしラストに…次巻も期待です。2016/05/23