ＭＦ文庫Ｊ ※妹を攻略するのも大切なお仕事です。

弥生 志郎【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2018/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 328p／高さ 15cm
• 商品コード 9784040698106
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

ラノベ編集兄×イラストレーター妹！　熱血創作妹ラブコメ、ここに開幕！ラノベ編集者の賀内亮二には、絶望的なくらい仲が悪い妹・涼風がいる。
昔は「お兄ちゃんに初めてをあげるね？」なんて危ない約束をするほど可愛かったというのに、今では「お兄ちゃん」とすら呼んでくれない。
けど、編集者の仕事は妹を忘れさせてくれるほど容赦無い。
そう、アニメ化もした人気作のイラストレーターが怪我で降板してしまった今なら特に！
必死で後任を探すがなかなか見つからず、そんなある日、賀内は大人気エロゲのイラストに一目惚れし、その原画家に仕事の依頼をする――が、打ち合わせの場に現れたイラストレーターは、未成年で妹の涼風だった！？
世界一仲が悪い兄と妹を巡るライトノベル×ラブコメ、ここに開幕！

弥生志郎［ヤヨイシロウ］
著・文・その他

Hiten［ヒテン］
イラスト

内容説明

ラノベ編集者の賀内亮二には、絶望的なくらい仲が悪い妹・涼風がいる。昔は「お兄ちゃんに初めてをあげるね？」なんて危ない約束をするほど可愛かったというのに、今では「お兄ちゃん」とすら呼んでくれない。けど、編集者の仕事は妹を忘れさせてくれるほど容赦無い。そう、アニメ化もした人気作のイラストレーターが病気で降板してしまった今なら特に！必死で後任を探すがなかなか見つからず、そんなある日、賀内は大人気エロゲのイラストに一目惚れし、その原画家に仕事の依頼をする―が、打ち合わせの場に現れたイラストレーターは、未成年で妹の涼風だった！？世界一仲が悪い兄と妹を巡るライトノベル×ラブコメ、ここに開幕！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まりも]

イラストレーターの妹とラノベ編集者の兄。これは自称世界一仲の悪い兄妹の二人が、一つの作品を世に送るために奮闘する物語である。前作の外伝的立ち位置となる今作。ただの外伝と舐めて読んだら痛い目にあう。成功者たちの陰にいる、何千何万の夢破れた者たちの情熱と、今まさに夢に向かってがむしゃらに歩み続けるクリエイターの情熱。この作品はそんな彼らの想いが詰まった熱くて、泣けて、心打たれる物語となっている。かわいい妹を堪能するだけじゃない。創作に携わる人たちの熱意を感じさせる素晴らしい作品だ。なにより穂花さん素敵すぎる。

2018/03/31

[芳樹]

前作で登場した編集者の賀内亮二とその妹でイラストレータの涼風を中心にした物語。創作における理想と妥協の折り合いをどうつけるか、本当に難しいですね。綺麗な形でまとまって良かった。続巻があればまた読みたいですね。

2019/05/06

[METHIE]

世界観はそのままにメインの主役とヒロインを変えるというかなり変わった技法だがこなれてきている。

2018/05/22

[リク@ぼっち党員]

今回は前回コンビのライバル的立ち位置だった賀内兄妹の話。イラストレーター変更の事件を機に兄妹の交流が再び始まる。誰にも読んでもらえない作品なんて価値はない。だから作家もイラストレーターも編集も、良い作品をつくるために最大限の努力を惜しまない。夢諦めた身ながら、妹の夢に向けて背を押す兄の情熱が感じられた。一緒に作品づくりをしていく中で徐々に元通りなってい様子が丁寧でよかった。前回に引き続き兄妹以外のヒロインが可愛いのも好感度が高い。穂花さん魔性だわ。

2018/03/24

[とめこ]

めちゃくちゃ面白かった！今回は前作で若干悪役ポジだった賀内と、その妹である涼風のお話。絶望的なまでに仲が悪い２人が担当編集者とイラストレーターとして、そして兄妹として激しくぶつかり合いながらも困難を乗り越えていく様子に胸が熱くなる。終盤の苦しむ賀内と寄り添う涼風の姿にちょっと泣いてしまった。賀内めちゃくちゃ良い奴…。涼風の真っ直ぐで頑張り屋な所もとても魅力的でした。最後の挿絵の涼風の笑顔がめちゃくちゃかわいいです。でも一番好きなのは穂花さん。ゆるゆるふわふわ巨乳美女最高ですよね。また続編出る事を期待です！

2018/03/26