ＭＦブックス 用務員さんは勇者じゃありませんので〈６〉

棚花 尋平【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2016/10発売）

• サイズ B6判／ページ数 299p／高さ 19cm
• 商品コード 9784040686738
• NDC分類 913.6
• Cコード C0093

出版社内容情報

灼熱の太陽、無限に広がる砂丘――。ここはすべてが牙を剥く！ギリギリの駆け引きでリュージの魔手から脱した蔵人は、ついにサウラン砂漠へと到達し、どこから手を付けるべきか途方に暮れていた。
そんな蔵人の前に、骨人種の少女が姿を現す。渡りに船の好機と思われたが、種族と宗教の差からすれ違い、蔵人は苛立ち紛れに砂漠へ足を踏み入れてしまう。
当然のごとく遭難してしまう蔵人だが、偶然にも砂舟に乗って生活するダークエルフたちに助けられ、そのまま行動を共にしていくこととなった。
そこは中世どころか中世以前の文化圏。蔵人は文化や習俗の違いから、敵どころかダークエルフとも衝突しながら日々を送る。
砂漠という過酷な環境と生活に直面しつつも、己の生き方にあったこの地は、求めていた安住の地なのだろうか。砂丘を睨む蔵人の自問自答は続く……。

棚花　尋平［タナカ　ジンペイ］
北海道在住。
一巻が書籍化され、二巻三巻と刊行が続くなか、無事に三十歳を迎えた。貯金の目減りと迫る三十路への恐れは落ち着いたが、今度は減らない体重と生活習慣病に怯える日々。
今年こそは体重を減らしていきたいと語る。

巖本　英利［イワモト　エイリ］

内容説明

ギリギリの駆け引きでリュージの魔手から脱した蔵人は、ついにサウラン砂漠へと到達し、どこから手を付けるべきか途方に暮れていた。そんな蔵人の前に、骨人種の少女が姿を現す。渡りに船の好機と思われたが、種族と宗教の差からすれ違い、蔵人は苛立ち紛れに砂漠へ足を踏み入れてしまう。当然のごとく遭難してしまう蔵人だが、偶然にも砂舟に乗って生活するダークエルフたちに助けられ、そのまま行動を共にしていくこととなった。そこは中世どころか中世以前の文化圏。蔵人は文化や習俗の違いから、敵どころかダークエルフとも衝突しながら日々を送る。砂漠という過酷な環境と生活に直面しつつも、己の生き方にあったこの地は、求めていた安住の地なのだろうか。砂丘を睨む蔵人の自問自答は続く…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[こうづき]

Web版既読。龍華編とサウラン編序盤を飛ばしていきなり砂漠へ。びっくりしたけど、勇者との話を本筋とするなら、その辺は飛ばしても問題ないのか。Web版そのままにすると書籍じゃ巻数がかさみすぎるしな……。イライダ＆ヨビとの合流が楽しみ。//砂漠のバーイェグ族編。毎回言ってる気がするけど、本当にイラストがふつくしい……。コミカルなシーンの絵でもすごく綺麗で大好きです。最後に載ってるキャラデザとかすごいじっくり眺めてしまった。

2016/11/03

[bulbul]

web版から見事にばっさり切り落として書籍版は主筋で収束するようですね。かな～り驚きましたが、書籍としては分かり易いかな。用務員さん一行が大好きなのでこのまま権謀術数に巻き込まれずに生き抜いて貰いたい！お待ちかねの二人との再会が勇者達で鬱になるのかな？web版共に続きが待ち遠しい。

2016/10/30

[Ohtsuka Yuu]

イキナリ目的地である砂漠に到着．唐突な感はあったけど，砂漠での出会いや戦いは面白かった．雪白ちゃん大活躍だし，アズロナも鎧を貰って嬉しそうだったし．次はイライダ&ヨビとの再会に勇者達が絡んで面倒なことになるのかなぁ．

2016/11/27

[伊能]

web版既読。web版の丁寧な世界観がついに崩壊。重要エピソードどころか２章分の内容というか国をすっ飛ばして最新の連載部分にスキップ。今までも個人的に好きなシーンの改悪や省略はあったけど牛蒡の話をあんなつまらないエピソードにするとか本当に作者の意図か。編集者の意図だとしたらこの出版社はまったく信用できない。 　大体、ロードノベルって主人公の経験で主人公の変化が納得するもので主人公の片思いも、相思相愛の手前で生き方の違いでの決別。そんな2章を丸ごと削るおかしいとしかいえない。

2016/10/23

[じゅんぽろ]

かつて漠然と憧れた砂漠に辿り着いた蔵人。だがそこは過酷な環境と昔ながらの生活に縛られながら必死に生きる人々の厳しい世界だった。砂舟に乗ったダークエルフ達に助けられた蔵人は砂漠世界の権力抗争に巻き込まれていく。紅蓮の獅子の魔獣ジャムシドが雪白にちょっかいかけてくるけど、あれじゃ振られて当然だよ。雪白はパーフェクトレディだぜ。

2019/07/27